2026年7月03日
下痢は、だれもが経験する身近な症状です。多くは数日で自然に治りますが、注意したいのが脱水です。また、下痢が長く続く場合は、背景に別の病気が隠れていることもあります。
この記事では、下痢の主な原因、脱水への注意、受診の目安、対処のしかたについて、わかりやすく解説します。
急に起こる下痢
急に起こる下痢の多くは、感染性胃腸炎(いわゆる「お腹のかぜ」)や食中毒によるものです。ウイルスや細菌が原因で、腹痛・吐き気・嘔吐・発熱などを伴うことがあります。このほか、食べすぎ・冷え・一部の薬・ストレスなどでも起こります。
急な下痢の多くは、数日で自然に治りますが、症状が強い場合や、脱水が心配な場合は、対応が必要です。
脱水に注意
下痢でいちばん注意したいのが、脱水です。下痢で、水分と一緒に塩分(電解質)も失われるため、こまめに水分・塩分を補うことが大切です。
経口補水液などが適しています。水分もとれない、ぐったりしている、尿が出ない・少ない、口が乾く、めまいがするといった場合は、脱水が進んでいるおそれがあるため、受診してください。とくに、高齢の方や小さな子どもは、脱水になりやすいため注意が必要です。
長く続く下痢
下痢が数週間以上続く場合は、急な下痢とは別の原因を考えます。ストレスなどが関わる過敏性腸症候群、腸の炎症が続く病気(炎症性腸疾患)、その他の消化器の病気などが背景にあることがあります。
長引く下痢や、血便を伴う、体重が減る、夜間も下痢で目が覚めるといった場合は、原因を調べることが大切です。受診をおすすめします。
下痢とは
下痢は、便に含まれる水分が増えて、やわらかい便や水のような便が、何度も出る状態です。腸の動きが活発になりすぎたり、腸で水分がうまく吸収されなかったり、腸から水分が多く出たりすることで起こります。
一時的な下痢の多くは心配のないものですが、症状が強い場合や長く続く場合、血便を伴う場合などは、注意が必要です。
感染性胃腸炎について詳しく
急な下痢の原因として最も多いのが、ウイルスや細菌による感染性胃腸炎です。
ウイルス性は、冬に流行することが多く、ノロウイルスやロタウイルスなどが知られています。感染力が強く、吐き気・嘔吐・下痢・発熱などを起こします。人から人へ、また食品(カキなどの二枚貝など)を介してうつることがあります。
細菌性は、夏に多く、いわゆる食中毒として起こることがあります。カンピロバクター、サルモネラ、腸炎ビブリオ、腸管出血性大腸菌(O157など)、黄色ブドウ球菌、ウェルシュ菌など、さまざまな菌が原因になります。加熱が不十分な食品や、手を介して汚染された食品などから感染し、強い腹痛や、血便を伴うこともあります。
感染性胃腸炎は、多くは数日で自然に回復しますが、脱水に注意が必要です。また、家族などにうつさないよう、手洗いを徹底し、吐いたものや便を処理するときは、使い捨て手袋を使うなどの対策が大切です。
感染性腸炎の主な原因と、発症までの時間
感染性の下痢(感染性腸炎・食中毒)は、原因となる細菌やウイルスによって、食べてから症状が出るまでの時間(発症までの時間・潜伏期間)が異なります。数十分から数時間で急に症状が出るものもあれば、数日たってから症状が出るものもあります。
代表的な原因と、発症までの時間の目安は、次のとおりです。
| 原因(主な菌・ウイルス) | 発症までの時間の目安 | 主な原因・特徴 | 主な症状 |
|---|---|---|---|
| 黄色ブドウ球菌 | 30分〜6時間(とても短い) | 手の傷などから食品に付着(おにぎり・お弁当など)。つくられる毒素は加熱に強い | 吐き気・嘔吐・腹痛 |
| セレウス菌(嘔吐型) | 30分〜6時間 | 作り置きのごはん・チャーハン・パスタなど | 吐き気・嘔吐 |
| ウェルシュ菌 | 6〜18時間ほど | 大量に作って室温に置いたカレー・煮込み料理など(給食・仕出しに多い) | 腹痛・下痢 |
| 腸炎ビブリオ | 8〜24時間ほど | 生の魚介類(刺身など)。主に夏 | 強い腹痛・下痢 |
| サルモネラ | 6〜72時間(半日〜数日) | 卵・鶏肉・食肉など | 発熱・腹痛・下痢・嘔吐 |
| ノロウイルス | 12〜48時間ほど | 二枚貝(カキなど)、人から人へ。主に冬 | 吐き気・嘔吐・下痢・発熱 |
| カンピロバクター | 2〜7日ほど(長め) | 加熱が不十分な鶏肉・鶏レバーなど | 発熱・腹痛・下痢(血便のことも) |
| 腸管出血性大腸菌(O157など) | 3〜8日ほど(長め) | 加熱が不十分な牛肉など | 激しい腹痛・血便(重症化に注意) |
このように、発症までの時間は原因によって大きく異なります。たとえば、黄色ブドウ球菌のように、食品の中でつくられた毒素が原因のものは、食べてから数時間で急に症状が出ます。一方、**カンピロバクターや腸管出血性大腸菌(O157など)**のように、発症まで数日かかるものもあります。この場合、原因は「直前に食べたもの」ではなく、「数日前に食べたもの」のことがあるため、注意が必要です。
とくに、腸管出血性大腸菌(O157など)は、激しい腹痛や血便を起こし、子どもや高齢の方では、重い合併症(溶血性尿毒症症候群など)につながることがあり、注意が必要です。血便を伴う下痢のときは、下痢止めを自己判断で使わず、受診してください。 また、カンピロバクターは、まれに、その後に手足に力が入りにくくなる病気(ギラン・バレー症候群)を起こすことがあります。
なお、これらの発症時間や症状はあくまで目安であり、原因の特定には検査が必要なこともあります。強い症状や、血便・高熱を伴う場合、周りに同じ症状の人がいる場合などは、受診してご相談ください。
食中毒について
食中毒は、細菌やウイルス、その他の原因が付着した食品を口にすることで起こります。細菌性のものは、気温・湿度の高い夏に多くみられます。
予防の基本は、「原因を食品につけない(手洗い・調理器具の清潔)」「増やさない(早めに冷蔵し、早めに食べる)」「やっつける(十分に加熱する)」の3つです。とくに、肉や魚、卵は十分に加熱し、生ものの扱いに注意しましょう。調理する人の手洗いも大切です。
慢性の下痢の主な原因
下痢が数週間以上続く場合は、急な下痢とは別の原因を考えます。
- 過敏性腸症候群:検査で異常がないのに、腹痛とともに下痢を繰り返す状態です。ストレスで悪化しやすいのが特徴です。
- 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病):腸に慢性的な炎症が起こる病気で、下痢や血便、腹痛、体重減少などが続きます。比較的若い方に発症することもあります。
- 大腸の病気:大腸の炎症や腫瘍などが関わることがあります。
- そのほか:甲状腺の働きが高まる病気、一部の薬(抗菌薬など)の影響、牛乳などで下痢をする体質(乳糖不耐症)などでも起こります。
長引く下痢や、血便・体重減少などを伴う場合は、原因を調べることが大切です。
血便を伴う下痢
下痢に血が混じる場合は、注意が必要です。細菌性の腸炎、炎症性腸疾患、大腸の病気など、さまざまな原因が考えられます。
血便を伴う下痢や、粘液(ねばねばしたもの)と血が混じるような便が続く場合は、自己判断せず受診してください。とくに、強い腹痛や発熱を伴う場合、体重が減ってきた場合は、早めの受診が大切です。
受診の目安
次のような場合は、受診してください。
- 水分がとれない、ぐったりしている、尿が出ない(脱水のサイン)
- 血便が出る
- 高い熱を伴う
- 強い腹痛を伴う
- 下痢が長く続く、繰り返す
- 高齢の方や小さな子どもの下痢
対処のしかた
急な下痢のときは、まず水分・塩分をこまめに補い、安静にします。食事は、無理をせず、おかゆや消化のよいものから、少しずつ再開します。
注意したいのは、下痢止めの使い方です。感染性胃腸炎などでは、下痢止めで菌や毒素を体内にとどめてしまい、かえってよくないことがあります。自己判断で下痢止めを使わず、症状が強い場合や続く場合は、受診してご相談ください。
下痢のときの食事
下痢のときは、腸を休めることと、水分・栄養を補うことのバランスが大切です。
強い下痢のときは、無理に食べず、まず水分・塩分の補給を優先します。少し落ち着いてきたら、おかゆ、やわらかく煮たうどん、すりおろしたりんご、バナナ、野菜スープなど、消化のよいものから、少量ずつ再開します。
一方、脂っこいもの、香辛料などの刺激物、冷たいもの、アルコール、カフェインの多い飲み物、食物繊維の多すぎるものは、腸を刺激するため、下痢のときは控えめにします。乳製品で下痢が悪化する場合は、様子をみながらにしましょう。無理に食べる必要はなく、体調に合わせて、少しずつ戻していくことが大切です。
下痢止めの使い方の注意
市販の下痢止めを使う方も多いですが、注意が必要です。とくに、細菌性の腸炎や食中毒など、感染が原因の下痢のときに下痢止めを使うと、原因となる菌や毒素を体内にとどめてしまい、かえって回復を遅らせたり、悪化させたりすることがあります。
下痢は、体が悪いものを外に出そうとする反応でもあります。自己判断で下痢止めを使わず、まずは水分・塩分を補い、安静にしましょう。血便や高熱を伴う下痢では、とくに下痢止めの使用に注意が必要です。症状が強い場合や、使い方に迷う場合は、受診してご相談ください。
子どもの下痢
子どもは、感染性胃腸炎などで下痢をすることがよくあります。子どもは体が小さく、脱水になりやすいため、注意が必要です。
こまめに水分を与え、経口補水液などを活用しましょう。ぐったりしている、水分もとれない、おしっこが出ない・少ない、唇や舌が乾いている、機嫌が悪く元気がない、といった場合は、脱水が進んでいるおそれがあるため、受診してください。血便が出た、強い腹痛を訴える、高い熱が続く場合も受診しましょう。
高齢の方の下痢
高齢の方も、脱水になりやすく、また、下痢による体力の消耗が大きいため、注意が必要です。のどの渇きを感じにくいこともあるため、こまめに水分・塩分を補うよう、周りの人も気を配りましょう。
高齢の方では、感染性の下痢が重症化することや、脱水から全身の状態が悪くなることもあります。ぐったりしている、食事や水分がとれない、といった場合は、早めに受診してください。
下痢の検査について
急な下痢の多くは、検査をせずに、症状に応じた対応で回復します。一方、長引く下痢や、血便・発熱を伴う下痢、繰り返す下痢などでは、原因を調べるために検査を行うことがあります。
便の検査(細菌などを調べる)、血液検査(炎症・脱水・全身の状態を調べる)、必要に応じて大腸内視鏡検査(大腸カメラ)などで、原因を確認します。大腸の検査が必要な場合は、実施や連携を含めて対応します。
下痢を防ぐために
感染性の下痢を防ぐには、手洗いが基本です。トイレの後や、調理・食事の前には、しっかり手を洗いましょう。食品は十分に加熱し、生ものの扱いに注意し、調理器具を清潔に保ちます。
また、体調が悪いときや疲れているときは、消化のよいものを食べ、冷たいものやお酒を控えめにするなど、腸をいたわることも役立ちます。
受診のときに伝えるとよいこと
下痢で受診する際は、次の点を伝えると、原因を調べるのに役立ちます。
- いつから、どのくらいの回数・量の下痢か
- 便の様子(水のよう・血が混じる・粘液が混じるなど)
- 伴う症状(腹痛・発熱・嘔吐・体重減少など)
- 最近食べたもの、同じものを食べた人にも症状があるか
- 海外に行ったか、持病、飲んでいる薬
脱水のセルフチェックと水分補給のしかた
下痢のときは、脱水に早く気づくことが大切です。次のようなサインは、体の水分が不足しているおそれがあります。
- おしっこの回数が減った、量が少ない、色が濃い
- 口や唇が乾く、口の中がネバネバする
- 立ちくらみ、ふらつき、強いだるさ
- 皮膚にハリがない
水分補給には、水だけでなく、塩分(電解質)を含むものが適しています。市販の経口補水液は、水分・塩分・糖分のバランスが整っており、手軽に使えます。一度にたくさん飲むと、かえって吐いてしまうことがあるため、少量ずつ、こまめにとるのがコツです。水分もとれない、ぐったりしているといった場合は、点滴などの対応が必要なこともあるため、受診してください。
海外旅行中・帰国後の下痢
海外、とくに衛生環境が異なる地域では、旅行中や帰国後に下痢をすることがあります(旅行者下痢症)。生水や氷、生もの、洗っていない果物などから感染することが多いとされます。
多くは数日で自然に軽快しますが、水分・塩分の補給が大切です。血便や高熱を伴う、症状が強い、長く続くといった場合は受診してください。海外から帰って下痢をしているときは、受診の際に、渡航先や時期を必ず伝えましょう。
抗菌薬(抗生物質)による下痢
抗菌薬を飲むと、腸内の細菌のバランスが崩れて、下痢をすることがあります。多くは軽いものですが、まれに、強い腹痛や血便を伴う重い腸炎を起こすこともあります。
抗菌薬を飲んでいて下痢をした場合は、自己判断で薬を中止せず、処方した医師に相談してください。とくに、下痢が強い、血便が出る、発熱を伴う場合は、早めに相談することが大切です。
ストレスと下痢
緊張やストレスで、お腹がゆるくなったり、下痢をしたりすることがあります。検査で異常がないのに、腹痛とともに下痢を繰り返す場合は、過敏性腸症候群のことがあります。
通勤・通学の途中や、大事な場面の前になると下痢をする、という方もいます。命に関わる病気ではありませんが、生活に影響することがあります。つらい場合は、ほかの病気がないことを確認したうえで、対応を相談しましょう。
下痢と便秘を繰り返すとき
下痢と便秘を交互に繰り返す場合、過敏性腸症候群のことがありますが、大腸の病気が隠れていることもあります。便が細くなった、血が混じる、体重が減ってきた、といった変化を伴う場合は、大腸の検査を含めて、原因を調べることが大切です。
下痢のセルフチェック(受診の目安)
次のような場合は、受診をおすすめします。
- 水分がとれない、ぐったりしている、おしっこが出ない(脱水のサイン)
- 血便が出る、粘液と血が混じる
- 高い熱を伴う、強い腹痛を伴う
- 下痢が長く続く、繰り返す
- 体重が減ってきた
- 高齢の方や小さな子どもの下痢
- 海外から帰って下痢をしている
便の状態からわかること
下痢のときの便の様子も、原因を考える手がかりになります。水のような便が急に出る場合は、感染性胃腸炎などが考えられます。血が混じる、粘液(ねばねばしたもの)と血が混じる便は、細菌性の腸炎や、腸の炎症などを考えます。
黒くてドロッとした便(タール便)は、下痢とは別に、胃など上部の消化管からの出血のことがあり、注意が必要です。便の色や様子で気になることがあれば、受診の際に伝えると役立ちます。
ノロウイルスなどに感染したときの家庭での注意
ノロウイルスなどの感染性胃腸炎は、感染力が強く、家族にうつることがあります。うつさないために、次のような対策が大切です。
- トイレの後や、調理・食事の前に、しっかり手を洗う
- 吐いたものや便を処理するときは、使い捨ての手袋とマスクを使い、ペーパーなどで拭き取る
- 汚れた場所は、塩素系漂白剤を薄めたもので消毒する(アルコールでは効きにくいとされます)
- 汚れた衣類やタオルは、ほかのものと分けて洗う
- タオルの共用を避ける
症状がある間は、調理をできるだけ避けるなど、周りへの配慮も大切です。
下痢のときにやってはいけないこと
- 自己判断で下痢止めを使う:感染が原因の下痢では、菌や毒素を体内にとどめ、かえって悪化させることがあります。
- 水分をとらずに我慢する:脱水が進みます。少量ずつでも、こまめに水分・塩分を補いましょう。
- 無理に食べる・脂っこいものや刺激物をとる:腸を刺激し、悪化させることがあります。
- お酒を飲む:腸を刺激し、脱水も進めます。
冷えと下痢
お腹の冷えや、冷たいもののとりすぎで、下痢をすることがあります。冷えによる下痢は、お腹を温める、冷たい飲み物を控える、消化のよいものを食べるといった対応で、落ち着くことが多いものです。
ただし、下痢が長く続く場合や、ほかの症状を伴う場合は、冷えだけと決めつけず、原因を確認しましょう。
慢性の下痢で受診したときの流れ
長く続く下痢で受診した場合は、まず症状や経過をくわしくうかがい、必要に応じて、便の検査や血液検査を行います。過敏性腸症候群が疑われる場合は、ほかの病気がないことを確認したうえで、対応を進めます。
血便・体重減少・発熱・夜間の下痢などがある場合や、大腸の病気が疑われる場合は、大腸内視鏡検査などで、くわしく調べます。原因に応じて、治療や生活のアドバイスを行います。
整腸剤などの薬について
下痢に対しては、腸内の環境を整える整腸剤が使われることがあります。整腸剤は、比較的おだやかに作用し、下痢のときに用いられることがあります。
一方、腸の動きを止める下痢止めは、前述のとおり、感染が原因の下痢では注意が必要です。どの薬を使うかは、下痢の原因や状態によって変わります。市販薬を使う場合も、症状が強い・続く・血便や発熱を伴うときは、自己判断で続けず、受診してご相談ください。
心配の少ない下痢とは
下痢のすべてが心配なわけではありません。食べすぎ・飲みすぎや、一時的な冷え、軽い胃腸の不調による下痢で、すぐに落ち着き、ほかに症状がなければ、多くは心配が少ないものです。
こうした場合は、水分・塩分をとって、消化のよいものを食べ、安静にしていれば回復することが多いです。ただし、下痢が長引く、血便・発熱・強い腹痛を伴う、脱水のサインがある、といった場合は、心配の少ない下痢とは考えず、受診してください。
下痢と上手に付き合うために
急な下痢の多くは、水分・塩分の補給と安静で回復します。大切なのは、脱水を防ぐことと、感染性の場合に周りへうつさない工夫をすることです。また、下痢止めを自己判断で使わないことも、覚えておきたいポイントです。
一方、長引く下痢や、血便・体重減少などを伴う下痢は、背景に病気が隠れていることがあります。「いつものこと」と放置せず、一度原因を確認しておくと安心です。気になる下痢があれば、お気軽にご相談ください。
当院での対応について
新高円寺クリニック(東京都杉並区・新高円寺駅徒歩2分)では、下痢の診療に対応しています。症状や状況を確認し、脱水への対応や、原因に応じた治療を行います。長引く下痢の場合は、必要に応じてくわしい検査を行い、原因を調べます。「下痢が続く」「血便が出た」「脱水が心配」といった方も、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 下痢のとき、下痢止めを飲んでもよいですか? A. 感染性胃腸炎では、下痢止めで菌や毒素を体内にとどめることがあります。自己判断で使わず、症状が強い場合はご相談ください。
Q. 下痢のとき、何を飲めばよいですか? A. 経口補水液などで、水分と塩分をこまめに補いましょう。水だけを大量にとるより、塩分も含むものが適しています。
Q. 下痢が長く続きます。受診すべきですか? A. 数週間続く下痢は、別の病気が隠れていることもあります。血便・体重減少などを伴う場合も含め、受診をおすすめします。
Q. 下痢のとき、何を食べればよいですか? A. 強いときは無理に食べず、水分・塩分を優先します。落ち着いたら、おかゆやうどんなど消化のよいものから少しずつ。脂っこいもの・刺激物・冷たいものは控えめにしましょう。
Q. 経口補水液は、どう飲めばよいですか? A. 一度に大量に飲むと吐きやすいため、少量ずつこまめにとるのがコツです。水分もとれない場合は受診してください。
Q. 抗生物質を飲んでいて下痢をしました。やめてよいですか? A. 自己判断で中止せず、処方した医師に相談してください。とくに、下痢が強い・血便・発熱を伴う場合は早めに相談を。
Q. 家族が感染性胃腸炎です。うつらないためには? A. 手洗いを徹底し、吐いたものや便は手袋・マスクをして処理します。汚れた場所は塩素系漂白剤を薄めたもので消毒し、タオルの共用を避けましょう。
Q. 下痢のとき、お風呂に入ってもよいですか? A. 体調がよければ問題ないことが多いですが、脱水や体力の消耗があるときは、無理をしないようにしましょう。
Q. 下痢止めと整腸剤は、どう違うのですか? A. 下痢止めは腸の動きを抑えるもので、感染性の下痢では注意が必要です。整腸剤は腸内の環境を整えるもので、比較的おだやかに作用します。使い分けはご相談ください。
Q. 下痢のとき、スポーツドリンクでもよいですか? A. 水分・塩分の補給に使えますが、糖分が多いものもあります。症状が強いときや脱水が心配なときは、経口補水液のほうが適しています。
Q. 何日も下痢が続いていますが、食欲はあります。受診は必要ですか? A. 数週間続く下痢は、過敏性腸症候群のほか、腸の病気などが隠れていることもあります。食欲があっても、長引く場合は一度ご相談ください。血便や体重減少があれば早めに受診を。
Q. 子どもが下痢をしています。どんなときに受診すべきですか? A. ぐったりする、水分もとれない、おしっこが出ない・少ない、血便、高熱、強い腹痛といった場合は受診してください。子どもは脱水になりやすいため、こまめな水分補給を。
Q. 下痢のとき、絶食したほうが早く治りますか? A. 強いときは無理に食べる必要はありませんが、長く絶食する必要はありません。水分・塩分をとりながら、落ち着いたら消化のよいものから少しずつ再開しましょう。
まとめ
- 急な下痢の多くは感染性胃腸炎などで、数日で治ることが多い
- いちばんの注意点は脱水。経口補水液などで水分・塩分を補う
- 水分がとれない・血便・高熱・強い腹痛・長引くときは受診を
- 下痢止めは自己判断で使わない(感染性では逆効果のことも)
- 長く続く下痢は、別の病気が隠れていることがある
下痢が続く・つらい方は、お気軽にご相談ください。
診療科目:内科・外科・整形外科・消化器科・呼吸器科・性感染症内科・アレルギー科・往診・在宅医療 所在地:〒166-0003 東京都杉並区高円寺南2丁目11−3 麻吉ビル2F(新高円寺駅2番出口より徒歩2分) 電話:03-5377-5388 ご予約:WEB予約・LINEからも承っています