2026年8月15日
健康診断で「血圧が高い」「高血圧」と指摘されて、気になっている方は多いのではないでしょうか。血圧が高くても、多くの場合、自覚症状がありません。そのため、つい放置してしまいがちですが、高血圧は、知らないうちに血管を傷つけ、脳卒中や心筋梗塞など、命に関わる病気につながることがあります。
この記事では、血圧の基準、高血圧を放置するとどうなるか、原因、生活習慣の見直しや治療について、わかりやすく解説します。
血圧とは(上の血圧・下の血圧)
血圧とは、心臓から送り出された血液が、血管の壁を押す力のことです。健診では、「上の血圧(収縮期血圧)」と「下の血圧(拡張期血圧)」の2つを測ります。
- 上の血圧(収縮期血圧):心臓が縮んで血液を送り出すときの、最も高い圧力です。
- 下の血圧(拡張期血圧):心臓がゆるんで血液をためているときの、最も低い圧力です。
このどちらか、または両方が高い状態が続くのが、高血圧です。
血圧の基準の目安
血圧の値には、おおよその目安があります。
- 健診などで測る血圧(診察室血圧)で、上が140mmHg以上、または下が90mmHg以上が続くと、高血圧とされます。
- ご家庭で測る血圧(家庭血圧)では、上が135mmHg以上、または下が85mmHg以上が目安です。
- 上が120mmHg未満かつ下が80mmHg未満が、望ましい範囲とされます。その間は、正常より高めの範囲です。
ただし、血圧は、緊張や、測る時間帯、環境によって変動します。そのため、一度の測定だけで決めるのではなく、複数回の測定や、家庭血圧をもとに、医師が総合的に判断します。健診で高いと出ても、あわてず、まず確認することが大切です。
自覚症状が出にくいことに注意
高血圧の怖いところは、多くの場合、自覚症状がないことです。血圧がかなり高くなっても、症状が出ないことが多く、「サイレントキラー(静かな殺し屋)」と呼ばれることもあります。
症状がないため、「まだ大丈夫」と放置されがちですが、その間にも、血管は少しずつ傷んでいきます。症状がないからこそ、健診で見つかった段階で対応することが大切です。
高血圧を放置するとどうなるか
血圧が高い状態が続くと、血管に常に強い負担がかかり、動脈硬化(血管が硬く、もろくなること)が進みます。これにより、全身の血管や臓器が傷つき、次のような病気のリスクが高まります。
- 脳卒中(脳梗塞・脳出血):麻痺や言葉の障害、命に関わることも
- 心筋梗塞・狭心症:心臓の血管が傷つく
- 心不全:心臓に負担がかかり、働きが低下する
- 慢性腎臓病:腎臓の血管が傷つき、腎臓の働きが低下する
- 目の障害:目の奥の血管が傷つく
高血圧の管理は、こうした病気を防ぐために、とても大切です。とくに、糖尿病・脂質異常症・喫煙など、ほかの危険因子が重なると、リスクはさらに高まります。
こんなときはすぐに受診を
ふだんの高血圧とは別に、次のような場合は、緊急の対応が必要なことがあります。
血圧が非常に高く(たとえば上が180mmHgや下が120mmHgを超えるなど)、加えて、激しい頭痛、胸の痛み、息苦しさ、手足の麻痺、ろれつが回らない、視力の異常、意識がおかしいといった症状を伴う場合は、すぐに医療機関を受診するか、救急車(119番)を呼んでください。これらは、脳や心臓などに、重い異常が起きているサインのことがあります。
高血圧の原因
高血圧の多くは、はっきりした原因となる病気がなく、生活習慣や体質、加齢などが関わって起こります(本態性高血圧)。塩分のとりすぎ、肥満、運動不足、飲酒、喫煙、ストレス、睡眠不足などが関係します。
一方、一部には、腎臓の病気やホルモンの異常など、別の病気が原因で血圧が高くなっているもの(二次性高血圧)もあります。若くして高血圧になった場合や、急に血圧が高くなった場合、薬が効きにくい場合などでは、こうした原因がないかを調べることもあります。
家庭血圧の大切さ
高血圧の診断や管理では、ご家庭で測る「家庭血圧」がとても大切とされています。健診や診察室では、緊張などで血圧が高めに出ることがあり(白衣高血圧)、逆に、診察室では正常でも、家庭では高いこと(仮面高血圧)もあるためです。
家庭血圧は、朝(起きて1時間以内、排尿後、朝食・服薬前)と、夜(寝る前)に、静かに座って測るのが基本です。毎日続けて記録し、受診の際に見せていただくと、血圧の状態を正確に把握でき、治療にも役立ちます。
受診と検査について
健診で血圧が高いと指摘されたら、放置せず、一度受診して確認することをおすすめします。
医療機関では、あらためて血圧を測り、家庭血圧の記録も参考にしながら、高血圧かどうかを判断します。あわせて、血液検査・尿検査・心電図などで、合併症(腎臓や心臓への影響など)がないか、二次性高血圧の原因がないかを確認することがあります。さらに、後述する脈波の検査(CAVI・ABI)で、血管の状態や動脈硬化の程度を調べることもあります。これらの結果から、生活習慣の見直しや、必要に応じた治療を考えていきます。
血管の状態を調べる検査(CAVI・ABI)
高血圧は、血管に負担をかけ、動脈硬化(血管が硬く、もろくなること)を進めます。この動脈硬化の程度や、血管の状態を調べる検査として、「CAVI(キャビィ)」「ABI(エービーアイ)」という、脈波を用いた検査があります。
この検査は、両腕と両足首に、血圧計のような帯(カフ)を巻いて、あお向けに寝たまま、数分で行える、痛みのない検査です。次のことが分かります。
- CAVI(心臓足首血管指数):血管の硬さを調べ、動脈硬化がどのくらい進んでいるかの目安になります。値が高いほど、血管が硬くなっている(動脈硬化が進んでいる)ことを示します。測定時の血圧の影響を受けにくいのが特徴です。
- ABI(足関節上腕血圧比):腕と足首の血圧を比べることで、足の動脈が狭くなったり詰まったりしていないか(下肢の動脈硬化・末梢動脈疾患)を調べます。足首の血圧が腕に比べて低い場合、足の血管の動脈硬化が疑われます。
高血圧のある方は、動脈硬化が進みやすいため、こうした検査で血管の状態を確認しておくことが役立ちます。動脈硬化の程度を知ることは、リスクの把握や、生活習慣を見直すきっかけにもなります。当院では、この CAVI・ABI(脈波の検査)を行うことができます。「血圧が高いので、血管の状態も調べておきたい」という方も、お気軽にご相談ください。
生活習慣の見直し
高血圧の対策では、生活習慣の見直しが基本になります。
- 減塩:塩分のとりすぎは血圧を上げます。加工食品・めん類の汁・外食などに注意し、うす味を心がけます。
- 適正体重を保つ:肥満は血圧を上げる要因です。減量は血圧の改善につながります。
- 運動:ウォーキングなどの有酸素運動を、無理のない範囲で習慣にします。
- お酒を控えめに:飲みすぎは血圧を上げます。
- 禁煙:喫煙は血管を傷つけ、動脈硬化を進めます。
- 野菜・果物:カリウムを含む野菜などをとることも役立ちます(ただし腎臓の病気がある方は医師にご相談ください)。
- 睡眠・ストレス:十分な睡眠と、ストレスをためこまないことも大切です。
これらの見直しで、血圧が改善することもあります。
薬による治療について
生活習慣の見直しだけで血圧が十分に下がらない場合や、リスクが高い場合には、血圧を下げる薬(降圧薬)による治療を行います。降圧薬にはいくつかの種類があり、その方の状態に合わせて選びます。
大切なのは、薬を続けることです。血圧が下がってきても、自己判断でやめると、また上がってしまいます。高血圧の治療は、生活習慣の見直しと薬を組み合わせて、長く続けていくものです。気になることがあれば、医師に相談しながら進めましょう。
冬や入浴時の血圧の変化に注意
血圧は、気温の影響を受けます。とくに冬は、寒さで血管が縮み、血圧が上がりやすくなります。暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に移動し、熱いお湯につかると、血圧が大きく変動し、脳卒中や心筋梗塞のきっかけになることがあります(ヒートショック)。
冬場は、脱衣所や浴室を暖めておく、お湯の温度を熱くしすぎない、急に立ち上がらない、といった工夫が大切です。また、朝は血圧が上がりやすい時間帯です。起きてすぐの急な動作や、寒い場所への移動にも気を配りましょう。高血圧のある方は、こうした場面での血圧の変化にとくに注意が必要です。
高血圧と合併しやすい病気
高血圧は、糖尿病・脂質異常症・肥満などと一緒にみられることが多い病気です。これらが重なった状態は、動脈硬化を強く進め、脳卒中や心筋梗塞のリスクを大きく高めます。とくに、内臓に脂肪がたまり、これらが重なった状態は、メタボリックシンドロームと呼ばれます。
血圧だけでなく、血糖・コレステロール・体重もあわせて見直すことが、動脈硬化の予防につながります。高血圧を、生活全体を見直すきっかけととらえましょう。
血圧が変動する理由
血圧は、一日の中でも、また状況によっても変動します。朝は高く、夜は低くなる傾向があり、緊張・運動・入浴・気温・食事・排泄などでも変わります。一度測って高くても、落ち着いて測り直すと下がることもあります。
だからこそ、一度の値だけで判断せず、家庭血圧を続けて記録し、ふだんの血圧の状態を知ることが大切です。
血圧の正しい測り方
血圧を正確に知るには、測り方も大切です。
- 静かな環境で、いすに座り、1〜2分安静にしてから測る
- 背もたれに寄りかかり、足を組まず、腕は心臓の高さに置く
- カフ(腕帯)は上腕に正しく巻く
- 測る前に、喫煙・カフェイン・運動は避ける
- 家庭では、朝(起床後1時間以内、排尿後、朝食・服薬前)と夜(寝る前)に測る
毎日、同じ条件で測り、記録することで、血圧の変化が分かりやすくなります。
減塩の具体的な工夫
減塩は、高血圧対策の基本です。次のような工夫が役立ちます。
- めん類の汁を残す
- 加工食品(ハム・練り物・漬物など)や、外食・インスタント食品に注意する
- しょうゆやソースは「かける」より「つける」
- だし・酸味・香辛料・香味野菜で、うす味でもおいしく
- 塩分の表示を見る習慣をつける
急に極端な減塩をするより、続けられる範囲で、少しずつうす味に慣れていくことが大切です。
運動のしかた
運動は、血圧を下げるのに役立ちます。ウォーキング、軽いジョギング、水中歩行などの有酸素運動を、無理のない範囲で、続けて行うのがよいとされます。
ただし、血圧が非常に高い場合や、心臓などに持病がある場合は、運動の内容について、事前に医師に相談すると安心です。急に激しい運動をするのではなく、少しずつ体を動かす習慣をつけましょう。
二次性高血圧について
高血圧の多くは、はっきりした原因のない本態性高血圧ですが、一部には、別の病気が原因で血圧が高くなる「二次性高血圧」があります。腎臓の病気、ホルモンの異常(副腎などの病気)、睡眠時無呼吸症候群などが関わることがあります。
次のような場合は、二次性高血圧の可能性も考えて、くわしく調べることがあります。若くして高血圧になった、急に血圧が高くなった、いくつも薬を使っても血圧が下がりにくい、といった場合です。原因となる病気が見つかれば、その治療によって血圧が改善することもあります。
高齢の方の高血圧
高齢の方は、動脈硬化により、とくに上の血圧(収縮期血圧)が高くなりやすい傾向があります。高血圧の管理は、高齢の方でも、脳卒中などを防ぐために大切です。
一方で、高齢の方では、血圧が下がりすぎて、立ちくらみ(起立性低血圧)を起こすことにも注意が必要です。急に立ち上がったときにふらつく場合などは、医師に相談しましょう。その方の状態に合わせた、無理のない目標で管理することが大切です。
若い世代の高血圧
高血圧は、中高年だけの問題ではありません。若い世代でも、肥満、塩分のとりすぎ、運動不足、飲酒、ストレスなどを背景に、血圧が高くなることがあります。また、若い方の高血圧では、前述の二次性高血圧が隠れていることもあります。
若いうちから血圧が高い状態が続くと、それだけ長く血管に負担がかかります。若い方でも、健診で指摘されたら、放置せず、生活を見直し、必要に応じて相談しましょう。
女性と血圧
女性は、更年期の前後で、血圧が上がりやすくなることがあります。また、妊娠中に血圧が高くなること(妊娠高血圧症候群)もあり、これはお母さんと赤ちゃんに影響することがあるため、注意が必要です。
女性も、年齢とともに血圧の状態が変わることを知っておき、健診で指摘されたら見直すことが大切です。妊娠中の血圧については、産科でも管理されます。
薬を始めることへの不安について
「血圧の薬を始めると一生やめられないのでは」「薬に頼りたくない」と、ためらう方もいます。たしかに、多くの場合、薬は続けることが大切ですが、生活習慣の改善が進めば、薬の量を減らせることもあります。
大切なのは、血圧を良好に保ち、脳卒中や心筋梗塞などを防ぐことです。薬を使うかどうか、いつから使うかは、その方のリスクや血圧の状態をふまえて、一緒に考えていきます。気になることは、遠慮なく相談してください。
定期的にチェックすることの大切さ
高血圧は、症状がないまま、血管や臓器を傷つけていきます。だからこそ、症状がなくても、家庭血圧や健診で定期的に血圧を確認し、変化に気を配ることが大切です。
治療を始めた後も、血圧が目標に近づいているか、合併症が起きていないかなどを、定期的に確認しながら続けます。長い目で管理していくことが、将来の病気を防ぐことにつながります。
高血圧と上手に付き合うために
高血圧は、症状がないため、つい後回しにされがちですが、その間にも動脈硬化は静かに進みます。大切なのは、症状がなくても血圧を適切に保ち、合併症を防ぐことです。
まずは、減塩・適正体重・運動・節酒・禁煙といった生活習慣の見直しから始め、必要に応じて薬も使いながら、家庭血圧を記録して、長く管理していきます。血糖・コレステロール・体重もあわせて見直すと、より効果的です。健診で血圧を指摘されたら、放置せずに、一度ご相談ください。
血圧の高さの分類
高血圧は、その値によって、いくつかの段階に分けられます。おおよその目安として、上が140〜159(または下が90〜99)をⅠ度、上が160〜179(または下が100〜109)をⅡ度、上が180以上(または下が110以上)をⅢ度、とすることがあります。
値が高いほど、また高血圧の期間が長いほど、合併症のリスクは高まります。ただし、対応は、値だけでなく、ほかの危険因子や合併症の有無もあわせて判断します。まずは自分の血圧がどのくらいなのかを知ることが、対策の第一歩です。
上の血圧・下の血圧、どちらが大切?
「上と下、どちらが大事なのか」と気になる方もいます。結論としては、どちらか一方でも高ければ、高血圧として管理が必要です。
一般に、若い方では下の血圧(拡張期血圧)が高くなりやすく、高齢の方では、動脈硬化により上の血圧(収縮期血圧)が高くなりやすい傾向があります。上の血圧と下の血圧の差(脈圧)が大きい場合も、動脈硬化との関わりが指摘されます。どちらの値も、大切な情報です。
血圧を下げる食事の考え方
減塩に加えて、食事全体のバランスも、血圧の管理に役立ちます。野菜や果物、豆類、魚、乳製品などをバランスよくとり、あぶらや糖分のとりすぎを避けることが、血圧にも、動脈硬化の予防にもよいとされます。
野菜などに含まれるカリウムには、血圧を下げる方向にはたらく作用が期待されます。ただし、腎臓の働きが低下している方は、カリウムのとり方に注意が必要な場合があるため、自己判断せず、医師に相談してください。極端な方法ではなく、続けられる食習慣を整えることが大切です。
日常で気をつけたいこと
高血圧のある方が、日常で気をつけたいことをまとめます。急に強くいきむ動作(重いものを持ち上げる、便秘でのいきみなど)は、血圧を一時的に大きく上げることがあるため、注意します。睡眠不足やストレス、疲れも血圧に影響するため、生活リズムを整えることが大切です。
また、かぜ薬や痛み止めなど、市販薬の中には、血圧に影響するものもあります。持病や血圧のことを伝えたうえで使うと安心です。日々の小さな心がけの積み重ねが、血圧の安定につながります。
当院での対応について
新高円寺クリニック(東京都杉並区・新高円寺駅徒歩2分)では、高血圧の診療に対応しています。血圧の測定や家庭血圧をもとにした評価、血液検査・尿検査・心電図などによる合併症の確認、生活習慣のアドバイス、必要に応じた薬による治療を行い、継続して管理していきます。また、脈波の検査(CAVI・ABI)により、血管の硬さや、足の動脈の状態など、動脈硬化の程度を調べることもできます。
「健診で血圧が高いと言われた」「家庭血圧が気になる」「高血圧の治療を続けたい」といった方も、お気軽にご相談ください。健診の結果や、家庭血圧の記録をお持ちいただくとスムーズです。
よくある質問
Q. 健診で血圧が高かったのですが、家では正常です。大丈夫ですか? A. 診察室で高めに出ること(白衣高血圧)がある一方、家庭で高いことが問題になる場合もあります。家庭血圧を続けて記録し、一度ご相談ください。
Q. 血圧が高くても症状がありません。受診は必要ですか? A. 高血圧は症状が出にくく、放置すると合併症が進みます。症状がなくても、確認と管理が大切です。
Q. 減塩以外に、気をつけることはありますか? A. 適正体重、運動、節酒、禁煙、十分な睡眠なども大切です。総合的な見直しがすすめられます。
Q. 血管の硬さや動脈硬化を調べる検査はありますか? A. はい。当院では、脈波を用いたCAVI・ABIという検査を行えます。両腕・両足首に帯を巻いて数分で行える、痛みのない検査で、血管の硬さ(動脈硬化の程度)や、足の動脈の状態を調べられます。血圧が高い方にもおすすめです。
Q. 血圧の薬は、一度飲み始めたら一生やめられないのですか? A. 多くの場合、続けることが大切ですが、生活習慣の改善が進めば、量を減らせることもあります。自己判断でやめず、医師と相談しながら進めましょう。
Q. 冬に血圧が高くなります。なぜですか? A. 寒さで血管が縮み、血圧が上がりやすくなります。入浴時の急な温度差(ヒートショック)にも注意し、脱衣所・浴室を暖めるなどの工夫をしましょう。
Q. 家庭血圧は、いつ測ればよいですか? A. 朝(起床後1時間以内、排尿後、朝食・服薬前)と、夜(寝る前)に、静かに座って測るのが基本です。毎日続けて記録しましょう。
Q. 血圧が高いと言われましたが、まず何をすればよいですか? A. まずは家庭血圧を記録し、減塩・適正体重・運動などの生活習慣を見直すことが基本です。あわせて、合併症の確認などのために、一度受診してご相談ください。
Q. 若いのに血圧が高いと言われました。問題ありますか? A. 若い方の高血圧では、生活習慣に加えて、別の病気が原因の二次性高血圧が隠れていることもあります。放置せず、一度調べておくと安心です。
Q. 血圧が高いと、脳卒中や心筋梗塞になりやすいのですか? A. 高血圧は動脈硬化を進め、脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めます。血圧を適切に保つことで、これらを防ぐことが期待できます。
Q. 塩分を控えているのに血圧が下がりません。なぜですか? A. 血圧には、塩分以外にも、体質・肥満・運動不足・お酒・ストレスなど、さまざまな要因が関わります。減塩だけで下がらない場合や、値が高い場合は、ほかの要因の見直しや、薬による治療を検討します。一度ご相談ください。
Q. 一度測って高かったのですが、測り直すと下がりました。どちらが本当ですか? A. 血圧は変動するため、一度の値では判断できません。落ち着いた状態で、家庭血圧を毎日続けて記録し、ふだんの血圧を把握することが大切です。
Q. 血圧計は、どんなものを使えばよいですか? A. 上腕で測るタイプが一般的にすすめられます。正しく巻いて、静かに座って測りましょう。使い方に迷う場合はご相談ください。
Q. 高血圧は遺伝しますか? A. 体質が関わることがあり、ご家族に高血圧の方がいると、なりやすい傾向があります。生活習慣に気を配り、健診で血圧を確認しておくとよいでしょう。
Q. お酒は血圧に影響しますか? A. お酒の飲みすぎは血圧を上げます。適量を心がけ、休肝日をつくることが、血圧の管理に役立ちます。
まとめ
- 高血圧は、上が140/下が90(家庭血圧は135/85)以上が目安。診断は複数回・家庭血圧で判断
- 自覚症状が出にくく、放置すると脳卒中・心筋梗塞・心不全・腎臓病などのリスクが高まる
- 非常に高い血圧に加え、激しい頭痛・胸痛・麻痺などがあればすぐ受診・救急要請を
- 家庭血圧の記録が診断・管理にとても役立つ
- 対策は、減塩・適正体重・運動・節酒・禁煙などの生活改善と、必要に応じた薬
健診で血圧を指摘されたら、お気軽にご相談ください。
診療科目:内科・外科・整形外科・呼吸器内科・消化器内科・アレルギー科・性感染症内科・訪問診療 所在地:〒166-0003 東京都杉並区高円寺南2丁目11−3 麻吉ビル2F(新高円寺駅2番出口より徒歩2分) 電話:03-5377-5388 ご予約:WEB予約・LINEからも承っています