胃カメラ(胃内視鏡)はつらい?検査の流れと楽に受けるための工夫|杉並区・新高円寺駅で何でも相談しやすいクリニックなら|新高円寺クリニック

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胃カメラ(胃内視鏡)はつらい?検査の流れと楽に受けるための工夫

胃カメラ(胃内視鏡)はつらい?検査の流れと楽に受けるための工夫|杉並区・新高円寺駅で何でも相談しやすいクリニックなら|新高円寺クリニック

2026年7月04日

「胃カメラはつらそう」「オエッとなるのが怖くて受けたくない」——そんなイメージから、胃カメラ検査をためらっている方は多いのではないでしょうか。

確かに以前は苦しい検査というイメージがありましたが、近年は機器や方法の進歩により、体への負担を抑えて受けられるようになっています。胃カメラは、胃がんや食道がんを早期に見つけられる大切な検査であり、つらさへの不安だけで受けないのは、とてももったいないことです。早期に見つかれば、それだけ体への負担が少ない治療を選べる可能性が広がります。

この記事では、胃カメラで何がわかるのか、本当につらいのか、楽に受けるための工夫、検査の流れ、ピロリ菌との関係、受ける頻度の目安、そしてよくある質問まで、できるだけくわしく解説します。

胃カメラ(上部消化管内視鏡)とは

胃カメラは、正式には「上部消化管内視鏡検査」といい、先端に小型カメラのついた細い管を口または鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸の内部を直接観察する検査です。

レントゲンやバリウム検査が、飲んだバリウムの影で胃の形を間接的に見るのに対して、胃カメラは粘膜の色・凹凸・出血・ただれなどの状態を、直接、そして詳細に観察できます。粘膜のわずかな色の変化やへこみまでとらえられるため、ごく早期の病変を見つけることにもつながります。

さらに、気になる部分が見つかれば、その場で組織の一部を採取して顕微鏡で詳しく調べること(生検)や、ピロリ菌の検査を行うことも可能です。「見つける」だけでなく、「組織を採って詳しく調べる」ところまで一度にできるのが、胃カメラの大きな特徴であり、強みです。

検査の対象となるのは、のど(咽頭)・食道・胃・十二指腸の入口付近までです。これらの臓器は症状が出にくいことも多く、自覚症状がない段階の病気を見つけられる点でも、胃カメラは重要な役割を果たします。

胃カメラでわかる病気

胃カメラでは、次のようなさまざまな病気を見つけることができます。

食道がん・胃がん とくに早期のがんは、症状が出る前の段階で見つけられることがあります。早期に発見できれば、内視鏡で切除できるなど、体への負担が少ない治療を選べる可能性が広がります。進行してから見つかると治療の選択肢が限られることもあるため、早期発見の意義は大きいといえます。

逆流性食道炎 胃酸が食道に逆流して炎症を起こす病気です。胸やけ、酸っぱいものが上がってくる感じ、喉の違和感、慢性的な咳などの原因になります。近年、食生活の変化などにより増えているとされます。

胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍 胃や十二指腸の粘膜の炎症や、深く傷ついた状態(潰瘍)を確認できます。潰瘍は痛みや出血の原因になり、放置すると重い出血を起こすこともあります。

ピロリ菌感染による胃の変化 ピロリ菌に感染した胃に特徴的な変化(萎縮性胃炎など)を確認し、感染の有無を調べるきっかけになります。

食道や胃のポリープ・できもの 良性・悪性の区別を含め、必要に応じて組織を採取して調べます。

このほか、食道や胃の静脈瘤、まれな炎症性の病気などが見つかることもあります。とくに早期の胃がん・食道がんは自覚症状がほとんどないため、「症状が出てから」ではなく「症状が出る前」に見つけることが大切です。

知っておきたい「ピロリ菌」と胃がんの関係

胃カメラと深く関わるのが、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)です。ピロリ菌は胃の粘膜にすみつく細菌で、慢性的な胃炎を引き起こし、胃潰瘍や胃がんの大きな原因になることが分かっています。

ピロリ菌に感染していると、胃の粘膜が少しずつ傷み、薄く弱くなっていきます(萎縮性胃炎)。この状態が続くと、胃がんのリスクが高まります。日本人の胃がんの多くにピロリ菌が関わっているとされ、その対策は胃がん予防の観点からも重要です。

ピロリ菌の検査と除菌の流れ

胃カメラで胃の状態を確認し、感染が疑われればピロリ菌検査を行います。検査で陽性であれば、除菌治療(薬の内服)を検討します。

除菌は、通常2種類の抗菌薬と胃酸を抑える薬を、約1週間内服します。一度の治療(一次除菌)で除菌できなかった場合は、薬を変えて再度行う(二次除菌)こともあります。除菌が成功したかどうかは、後日あらためて検査して確認します。

除菌によって、胃炎の改善や、将来の胃がんのリスクを下げることが期待できます。ただし、除菌後も胃がんのリスクがゼロになるわけではないため、除菌後も定期的に胃カメラで確認していくことが大切です。

「親が胃がんだった」「健診でピロリ菌を指摘された」という方は、一度胃カメラで胃の状態を確認しておくことをおすすめします。

胃カメラとバリウム検査の違い

健診では、胃の検査としてバリウム検査(胃部エックス線検査)が行われることもあります。胃カメラとの違いを知っておくと、どちらを受けるか判断する参考になります。

胃カメラバリウム検査
見方粘膜を直接観察バリウムの影で形を見る
早期がんの発見得意わかりにくいことがある
組織採取・ピロリ菌検査できるできない
異常が見つかったらその場で詳しく調べられる改めて胃カメラが必要
被ばくなしあり(エックス線)
検査後比較的すぐ通常生活へ下剤でバリウムを出す必要がある

バリウム検査は集団健診で広く行われており、手軽さや費用の面でのメリットがあります。一方で、異常が指摘された場合は、結局は胃カメラで詳しく調べることになります。最初から胃カメラを選ぶことで、二度手間を避けられる場合もあります。どちらが適しているかは、年齢やリスク、ご希望によっても異なるため、迷う場合は医師にご相談ください。

胃カメラは本当につらいのか

胃カメラに対する不安の多くは、「オエッとなる(嘔吐反射)」ことへの心配です。これは、カメラが舌の付け根に触れることで起こる自然な反射で、誰にでも起こりうるものです。とくに、過去につらい思いをした方ほど、不安が強くなりがちです。

しかし近年は、この負担を抑えるためのさまざまな方法が選べるようになっています。当院でも、できるだけ楽に受けていただけるよう配慮しています。「以前受けたときがつらかった」という方も、方法を変えることで負担が大きく軽くなることがあります。検査をためらっている方こそ、一度ご相談いただければと思います。

楽に受けるための工夫

胃カメラの負担を抑える主な方法には、次のようなものがあります。

鼻から入れる方法(経鼻内視鏡) 細いカメラを鼻から挿入する方法です。カメラが舌の付け根に触れにくいため、嘔吐反射が起こりにくいのが特徴です。検査中に医師と会話することもでき、画面を一緒に見ながら説明を受けられる場合もあります。ただし、鼻の通り道が狭い方や、鼻血が出やすい方には向かないこともあります。

鎮静剤を使う方法 鎮静剤を使い、うとうととリラックスした状態で検査を受ける方法です。検査中の記憶がほとんど残らない方もいます。一方で、検査後はしばらく休んでから帰宅する必要があり、その日はご自身での車・バイク・自転車の運転を控えていただきます。お薬の効き方には個人差があり、持病によっては使用に注意が必要な場合もあります。当院では鎮静剤の処置は行っておりません。

のど・鼻の局所麻酔 検査前に、のどや鼻に局所麻酔を行い、挿入時の違和感をやわらげます。

これらは組み合わせて行うこともあります。どの方法が向いているかは、体質や鼻の状態、これまでの検査経験、持病などによって異なります。

経口と経鼻の違い

経口(口から)経鼻(鼻から)
挿入経路
嘔吐反射起こりやすい起こりにくい
検査中の会話しにくいできる
向いている人鼻が狭い方など嘔吐反射が気になる方
注意点のどの違和感鼻の違和感・鼻血

検査の流れ

当院での胃カメラ検査は、おおむね次のような流れで行います。

1. 事前の診察・予約 症状や既往歴、服用中の薬をうかがい、検査の必要性や方法、注意事項をご説明します。とくに、血液をサラサラにする薬(抗血栓薬)を飲んでいる方は、組織採取の際に出血のリスクがあるため、事前に申し出てください。糖尿病の薬を飲んでいる方も、検査当日は絶食になるため、薬の調整が必要なことがあります。

2. 検査前日 夕食は消化のよいものを早めに(一般的には夜21時ごろまでに)とり、それ以降は飲食を控えていただきます。水やお茶など、色のついていない水分は摂ってよい場合が多いですが、指示に従ってください。アルコールは控えましょう。

3. 検査当日 朝食は抜いて来院します。胃の中をきれいにする薬を飲み、のど・鼻の麻酔などの準備をしてから検査を行います。検査自体は数分〜10分程度です。

4. 結果のご説明 観察した画像をもとに、医師が結果をご説明します。組織を採取した場合は、結果が出るまで1〜2週間ほどかかり、後日お伝えします。

検査後の注意

  • 組織を採取した場合は、当日は刺激物やアルコール、熱いお風呂などを控えるよう案内されることがあります。
  • のどの麻酔が切れるまでは、誤って気管に入るのを防ぐため、飲食の開始時間に注意します(目安として検査後1時間程度)。
  • 鎮静剤を使用した場合、当日はご自身での車・バイク・自転車の運転は控えていただきます。可能であれば、付き添いの方と一緒に来院すると安心です。

こんな症状・方は胃カメラを検討

次のような場合は、胃カメラ検査が役立つことがあります。

  • みぞおちの痛み・胃の不快感・胃もたれが続く
  • 胸やけ・酸っぱいものが上がる・喉のつかえ感がある
  • 食欲不振・原因不明の体重減少がある
  • 黒い便(タール便)が出た、貧血を指摘された
  • 健診のバリウム検査で異常を指摘された
  • ピロリ菌の検査で陽性だった、または除菌後の確認をしたい
  • 家族に胃がん・食道がんの方がいる
  • お酒・たばこを多くたしなむ、塩分の多い食事が多い
  • 40歳以上で、これまで胃カメラを受けたことがない

これらに当てはまる方は、症状がなくても一度検査を受けておくと安心です。

どのくらいの頻度で受ければよいか

胃カメラを受ける間隔は、年齢やこれまでの結果、リスクによって異なります。

過去の検査で異常がなく、ピロリ菌の感染もない方は、数年に一度の間隔でも問題ないことが多い一方、ピロリ菌に感染している方や除菌後の方、萎縮性胃炎がある方、過去に胃の病気を指摘された方は、毎年〜1年おきなど、より短い間隔での定期検査がすすめられることがあります。

適切な間隔は一人ひとり異なるため、検査結果をもとに医師が判断します。「一度受けたから安心」ではなく、必要に応じて続けて確認していくことが、早期発見につながります。

よくある質問

Q. 胃カメラは痛いですか? A. 主な不安は嘔吐反射ですが、経鼻内視鏡や鎮静剤を使うことで負担を抑えられます。挿入時には麻酔も行います。痛みというより「違和感」と感じる方が多いですが、感じ方には個人差があります。

Q. 検査時間はどのくらいですか? A. 観察自体は数分〜10分程度です。準備や検査後の休憩を含めると、来院から会計まではもう少しお時間をみてください。鎮静剤を使う場合は、検査後の休憩時間が加わります。

Q. 保険は使えますか? A. 症状があるなど、医師が検査の必要性を認めた場合は健康保険が適用されます。検査内容(組織採取の有無など)によって費用は異なります。

Q. 結果はその日にわかりますか? A. 観察した内容はその場でご説明できます。組織を採取した場合の結果は、後日(1〜2週間後)のご説明になります。

Q. 食事はいつからとれますか? A. のどの麻酔が切れてから、また組織採取の有無によって異なります。検査後に具体的にご案内します。

Q. 検査中に苦しくなったらどうすればいいですか? A. 検査中は、つばを飲み込まずに口の外に流す、ゆっくり呼吸するなどのコツがあります。つらいときは合図で医師に伝えられます。あらかじめ不安をお伝えいただければ、対応を相談できます。

Q. げっぷが出そうになります。我慢が必要ですか? A. 検査では胃をふくらませるため、げっぷが出そうになりますが、できるだけ我慢していただくとスムーズです。難しい場合は無理をせずお知らせください。

Q. 妊娠中でも受けられますか? A. 妊娠中は、検査の必要性と安全性を慎重に判断します。必ず妊娠していることを伝え、医師にご相談ください。

Q. 普段飲んでいる薬は、当日どうすればよいですか? A. 薬の種類によって対応が異なります。とくに血液をサラサラにする薬や糖尿病の薬は注意が必要です。事前に必ずお伝えください。

Q. 何歳くらいから受けたほうがよいですか? A. 一般には、胃がんが増え始める40歳以降に、一度受けておくことがすすめられます。リスクのある方は、年齢が若くても検査を検討しましょう。

胃がん・食道がんを防ぐためにできること

胃がん・食道がんは、検査による早期発見が大切ですが、日ごろの生活習慣でリスクを下げることも期待できます。

  • ピロリ菌の除菌:感染がある場合は、除菌で胃がんのリスクを下げることが期待できます。
  • 塩分を控える:塩分のとりすぎは胃がんのリスクを高めるとされます。漬物・塩辛などのとりすぎに注意しましょう。
  • 野菜・果物をとる:バランスのよい食事を心がけましょう。
  • 禁煙する:喫煙は胃がん・食道がんの両方のリスクを高めます。
  • お酒を控えめにする:とくに食道がんは飲酒との関連が指摘されています。飲んで顔が赤くなる体質の方は、より注意が必要とされます。
  • 熱すぎる飲食物を避ける:極端に熱い飲み物・食べ物は、食道の粘膜を刺激します。少し冷ましてからとるとよいでしょう。

これらに加えて、症状がなくても定期的に検査を受けることが、早期発見につながります。

検査前の不安をやわらげるために

「うまく受けられるか心配」という方も多いですが、いくつかのコツで不安をやわらげられます。

検査中は、肩の力を抜き、ゆっくりと鼻で呼吸することが大切です。のどに力が入ると、かえって苦しくなりやすいためです。つばは飲み込まず、口の外に自然に流すようにします。

そして何より、不安なことは事前に医師や看護師に伝えておきましょう。過去の検査でつらかった経験や、嘔吐反射が強いことなどを伝えておくと、経鼻内視鏡や鎮静剤の使用など、その方に合った方法を相談できます。一人で抱え込まず、遠慮なくご相談ください。

検査で異常が見つかったらどうなるのか

検査中に気になる部分が見つかった場合、その場で組織の一部を採取し(生検)、顕微鏡で詳しく調べて診断を確定させます。結果によって、その後の対応は次のように分かれます。

  • 経過観察:良性で問題がない、あるいは経過を見ればよい場合は、定期的な検査で変化がないかを確認していきます。
  • 治療:潰瘍やピロリ菌感染、逆流性食道炎などが見つかった場合は、お薬による治療や除菌治療を行います。
  • 専門的な治療が必要な場合:早期がんなど、内視鏡での切除や手術が必要と判断された場合は、適切な専門病院をご紹介します。

「異常があったらどうしよう」と不安に思う方も多いですが、見つかった段階で適切に対応できることが、早期発見の最大のメリットです。むしろ、見つけられずに進行してしまうことのほうが避けたい事態です。

症状があるのに検査で異常がないとき

胃の不快感や痛みなどの症状があるのに、胃カメラで明らかな異常が見つからないこともあります。このような場合、「機能性ディスペプシア」といって、胃の働き(運動や知覚)の異常が関係していることがあります。

検査で異常がないことが分かるのは、それ自体が大切な情報です。重い病気が隠れていないことを確認したうえで、胃の働きを整える薬や生活習慣の見直しによって、症状の改善を図ります。「異常なし」で終わりではなく、つらい症状にどう対応するかを一緒に考えていきます。

受けるときの服装・持ち物

胃カメラを受ける際は、おなかをしめつけない、ゆったりとした服装が向いています。鎮静剤を使う場合は、検査後に休んでから帰宅するため、時間に余裕をもって来院しましょう。可能であれば、付き添いの方と一緒だと安心です。

服用中の薬がある方は、お薬手帳を持参すると、当日の対応がスムーズになります。健診で指摘を受けて受診する場合は、その結果票もお持ちください。

当院での対応について

新高円寺クリニック(東京都杉並区・新高円寺駅徒歩2分)では、胃カメラ(上部消化管内視鏡)検査に対応しています。できるだけ負担を抑えて受けていただけるよう配慮し、検査から結果のご説明、必要に応じたピロリ菌の検査・除菌まで、丁寧に対応します。

「胃の調子が気になる」「健診で指摘された」「胃カメラが不安で迷っている」「家族に胃がんの人がいる」といった方も、まずはお気軽にご相談ください。検査が必要かどうかを含めてご説明します。

※胃カメラは現在不定期での対応となっております。

まとめ

  • 胃カメラは食道・胃・十二指腸を直接観察し、がんの早期発見やピロリ菌の評価にも有用
  • ピロリ菌の除菌で胃炎の改善や将来の胃がんリスクの低下が期待でき、除菌後も定期検査が大切
  • バリウム検査で異常が出た場合も、結局は胃カメラで詳しく調べることになる
  • 近年は経鼻内視鏡や鎮静剤など、負担を抑えて受けられる方法がある
  • 胃の不快感・胸やけ・健診の指摘・40歳以上で未受診などは検討の目安
  • 受ける間隔は人それぞれで、必要に応じて続けて確認することが早期発見につながる

胃の調子が気になる方は、お気軽にご相談ください。

診療科目:内科・外科・整形外科・消化器科・呼吸器科・アレルギー科・性感染症内科・往診・在宅医療 所在地:〒166-0003 東京都杉並区高円寺南2丁目11−3 麻吉ビル2F(新高円寺駅2番出口より徒歩2分) 電話:03-5377-5388 ご予約:WEB予約・LINEからも承っています

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