胸の痛みは危険なサインかも|すぐ受診すべき症状と原因|杉並区・新高円寺駅で何でも相談しやすいクリニックなら|新高円寺クリニック

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胸の痛みは危険なサインかも|すぐ受診すべき症状と原因

胸の痛みは危険なサインかも|すぐ受診すべき症状と原因|杉並区・新高円寺駅で何でも相談しやすいクリニックなら|新高円寺クリニック

2026年7月14日

胸の痛みは、軽い筋肉の痛みのこともあれば、心臓や血管、肺の重い病気のサインのこともあります。中には、命に関わるため一刻を争うものもあり、見きわめが大切な症状です。

この記事では、まず緊急の対応が必要な胸の痛みについてお伝えし、続いて主な原因、受診の目安について、わかりやすく解説します。胸の痛みは「我慢しない」ことが何より大切です。

まず確認を:すぐに救急車(119番)を呼ぶべき胸の痛み

次のような胸の痛みがある場合は、心筋梗塞や大動脈解離など、命に関わる病気の可能性があります。ためらわず救急車(119番)を呼んでください。

  • 突然始まった、激しい胸の痛み
  • 胸が締めつけられる・圧迫される痛みが、数分以上続く
  • 痛みが肩・腕・首・あご・背中に広がる
  • 冷や汗・吐き気・強い息苦しさを伴う
  • 顔色が悪い、意識がもうろうとする
  • 「これまでに感じたことのない痛み」と感じる

これらは、一刻を争う状態のサインです。「様子を見よう」とせず、すぐに救急要請をしてください。とくに、高血圧・糖尿病・脂質異常症などがある方、喫煙者、ご家族に心臓病の方がいる方は、心臓の病気のリスクが高いため注意が必要です。

胸の痛みを起こす主な原因

胸の痛みには、危険なものから比較的軽いものまで、さまざまな原因があります。

心臓・血管の病気(緊急性が高いことが多い)

狭心症・心筋梗塞 心臓に血液を送る血管が狭くなったり詰まったりして起こります。胸の圧迫感・締めつけられる痛みが特徴で、心筋梗塞は命に関わります。

大動脈解離 体の太い血管(大動脈)の壁が裂ける病気で、突然の激しい胸や背中の痛みが特徴です。緊急の対応が必要です。

肺の病気

肺塞栓・気胸・肺炎・胸膜炎 肺や胸の膜の病気でも胸の痛みが起こります。息苦しさや咳、発熱を伴うことがあります。気胸は、急な胸の痛みと息苦しさで発症することがあります。

消化器の病気

逆流性食道炎・胃潰瘍など 胃酸の逆流などで、胸やけや胸の痛みとして感じることがあります。心臓の痛みと区別が必要なこともあります。

筋肉・骨・神経の痛み

肋間神経痛・筋肉や肋骨の痛み 体を動かしたり、押したり、深呼吸したりすると痛みが変化するのが特徴です。比較的緊急性は低いことが多いですが、自己判断は禁物です。

帯状疱疹 体の片側に痛みが出て、数日後に発疹が現れることがあります。

ストレス・不安によるもの

強い不安や緊張から、動悸とともに胸の痛みや息苦しさを感じることがあります(パニック発作など)。ただし、心臓の病気との区別が必要なため、まずは身体の病気がないか確認することが大切です。

心臓が原因の胸の痛みの特徴

胸の痛みの中でも、とくに見逃したくないのが心臓が原因のものです。一般的に、心臓(狭心症・心筋梗塞)による胸の痛みには、次のような特徴があります。

  • 「締めつけられる」「押さえつけられる」「重い」といった感じの痛み(鋭く刺すような痛みより多い)
  • 痛む場所が「ここ」と一点に指させず、胸の広い範囲がなんとなく痛む
  • 痛みが肩・腕(とくに左腕)・首・あご・みぞおち・背中にも広がる(放散痛)
  • 体を動かしたとき(階段・坂道・運動・重い荷物)に出て、休むと数分でおさまる(狭心症)
  • 心筋梗塞では、安静にしていても強い痛みが続き、冷や汗や吐き気を伴う

ただし、高齢の方や糖尿病のある方では、典型的でない症状(なんとなくの胸の不快感、息切れ、強い倦怠感など)で現れることもあります。「いつもと違う」と感じたら、軽く考えないことが大切です。

胸の痛みのリスクが高い人

次のような方は、心臓や血管の病気のリスクが高いとされ、胸の痛みにとくに注意が必要です。

  • 高血圧、糖尿病、脂質異常症(コレステロール・中性脂肪が高い)がある
  • たばこを吸う
  • 肥満がある、運動不足である
  • ご家族に、心筋梗塞や狭心症の方がいる
  • 年齢を重ねている(加齢とともにリスクが上がります)

これらの要因が重なるほど、リスクは高くなります。当てはまる方は、胸の症状を感じたら早めに相談し、ふだんから生活習慣病の管理を心がけましょう。

危険な胸の痛みを見分けるポイント

一般的に、次のような特徴は危険な胸の痛みを疑うサインです。ただし、これはあくまで目安であり、当てはまらなくても重い病気のことがあります。自己判断は危険です。

緊急性が高いことが多い比較的緊急性が低いことが多い
始まり方突然徐々に
痛みの感じ締めつけ・圧迫感チクチク・ズキッ
続き方数分以上続く一瞬で消える
体を動かすと変化しない痛みが変わる
伴う症状冷や汗・息苦しさ・吐き気とくになし

繰り返しになりますが、危険なサインがある場合は救急車を呼んでください。判断に迷うときも、ためらわず相談・受診することが大切です。

緊急でなくても、受診したほうがよい胸の痛み

すぐに救急車を呼ぶほどではなくても、次のような場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

  • 動いたとき(階段・坂道・運動時)に、胸の圧迫感が出て、休むと治まる(狭心症の可能性)
  • 胸の痛みや違和感が、繰り返し起こる
  • 胸やけや、胸のつかえ感が続く
  • 原因のはっきりしない胸の痛みが気になる

とくに、「動いたときに出て、休むと治まる胸の症状」は、心臓に負担がかかっているサインのことがあり、放置は危険です。早めにご相談ください。

胸の痛みの検査について

胸の痛みは原因が多岐にわたるため、症状やリスクに応じて、いくつかの検査を組み合わせて原因を確認します。当院では、次のような検査に対応しています。

心電図(安静時) 心臓の電気的な動きを記録する基本の検査です。短時間で行え、狭心症や心筋梗塞、不整脈などの手がかりが得られます。

ホルター心電図(24時間心電図) 小型の機器を体につけて、ふだんの生活を送りながら24時間程度、心電図を記録し続ける検査です。検査のときにちょうど症状が出るとは限らないため、「ときどき起こる胸の痛みや動悸」「安静時の胸の症状」の原因をとらえるのに役立ちます。日常生活の中での心臓の状態を確認できるのが特徴です。

血液検査 心臓の筋肉が傷ついたときに血液中に上がる成分(トロポニンなど)や、炎症、貧血、コレステロールなどを調べます。トロポニンについては、後ほどくわしく説明します。

胸部レントゲン・CT検査 肺や心臓の大きさ、肺の病気(肺炎・気胸など)や、血管の状態を確認します。CTでは、より詳しく評価できます。

超音波検査(心エコー) 心臓の動きや弁の状態を、体の外から確認します。

上部消化管内視鏡(胃カメラ)など 逆流性食道炎や胃の病気が疑われる場合に行います。

これらを症状に応じて組み合わせることで、心臓・肺・消化器など、さまざまな原因を見きわめていきます。緊急性が高いと判断される場合は、速やかに高度な医療機関での検査・治療につなぎます。

心臓の障害を早期にとらえる血液検査(トロポニンなど)

胸の痛みが心臓によるものかどうかを判断するうえで、血液検査はとても重要な役割を果たします。とくに「トロポニン(トロポニンTなど)」は、心臓の筋肉が傷ついたときに血液中に出てくる物質で、心筋梗塞などの診断に欠かせない検査です。近年用いられている高感度の検査では、ごくわずかな心臓の筋肉の障害もとらえやすくなっています。

このほかにも、心臓の筋肉が傷ついた際に、比較的早い段階で血液中に上がってくる成分があります。これらを調べることで、心臓に障害が起きていないかを早期に評価する助けになります。血液検査は、心電図とあわせて行うことで、胸の痛みが心臓によるものかどうかの判断の精度が高まります。

当院では、こうしたトロポニンをはじめとする、心臓の障害を調べる血液検査が可能で、結果を比較的早く確認できます。胸の症状の原因を、その場で評価できる体制を整えています。

ただし、発症から時間が経っていない場合は、まだ数値が十分に上がっていないこともあります。そのため、症状や心電図の所見とあわせて総合的に判断し、必要に応じて時間をおいて再検査を行うこともあります。一度の検査結果だけで安心せず、経過をみることが大切な場合もあります。

なお、突然の激しい胸の痛みや、締めつけ・冷や汗・息苦しさなど、明らかに危険なサインがある場合は、検査を受けに来るより先に、ためらわず救急車(119番)を呼んでください。一刻を争う場合は、救急の現場での迅速な対応が最優先です。

胸の痛みを予防するために

すべての胸の痛みを防げるわけではありませんが、とくに心臓・血管の病気は、生活習慣の管理でリスクを下げることが期待できます。

  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症をきちんと管理する
  • 禁煙する(喫煙は心臓・血管に大きな負担をかけます)
  • 塩分・脂質を控えた、バランスのよい食事を心がける
  • 適度な運動を習慣にする(始める前に、持病のある方は医師に相談を)
  • 適正体重を保つ
  • 強いストレスをためこまない、十分な睡眠をとる

健診で生活習慣病を指摘された方は、放置せず、早めに対応することが、将来の胸の痛みや重い病気の予防につながります。

胸の痛みのセルフチェック

次の項目に当てはまる場合は、危険な胸の痛みの可能性が高く、早急な対応が必要です。

  • 突然始まった、これまでにない激しい痛みである
  • 締めつけられる・圧迫される痛みが、数分以上続いている
  • 肩・腕・首・あご・背中に痛みが広がっている
  • 冷や汗・吐き気・息苦しさを伴っている

一つでも当てはまる場合は、ためらわず救急車(119番)を呼んでください。当てはまらなくても、繰り返す胸の症状や、動いたときに出る胸の症状は、受診をおすすめします。

受診のときに伝えるとよいこと

胸の痛みで受診する際は、次のような点を伝えると、診断に役立ちます。

  • いつから痛むか、どのくらい続くか
  • どのあたりが、どのように痛むか(締めつけ・チクチクなど)
  • どんなときに痛むか(動いたとき・安静時・食後・深呼吸など)
  • ほかに伴う症状(息苦しさ・冷や汗・動悸・発熱など)
  • 高血圧・糖尿病などの持病、たばこの習慣、家族の病気

メモにして持参すると、伝えもれを防げます。

狭心症と心筋梗塞の違い

心臓が原因の代表的な病気である狭心症と心筋梗塞は、似ているようで異なります。

狭心症心筋梗塞
状態血管が狭くなり血流が不足血管が詰まり血流が途絶える
痛みの長さ数分程度でおさまることが多い長く続く(15分以上のことも)
きっかけ階段・坂道・運動・重い荷物など、心臓に負担がかかったときに出やすい(安静時に起こるタイプもある)安静時にも突然起こる
安静で治まることが多い治まらない
緊急度受診が必要一刻を争う・救急要請

狭心症の「きっかけ」をもう少しくわしく

狭心症の痛みは、心臓がより多くの血液(酸素)を必要とする状況、つまり心臓に負担がかかったときに出やすいのが特徴です。具体的には、階段や坂道を上ったとき、急いで歩いたとき、運動したとき、重い荷物を持ったときなどです。さらに、寒い屋外に出たとき、食事の後、強い緊張や興奮をしたときなども、心臓の負担が増えて症状が出ることがあります。

こうした、体を動かしたり心臓に負担がかかったりしたときに起こる狭心症を「労作性(ろうさせい)狭心症」と呼びます。痛みは「ここが痛い」と一点を指せないことが多く、胸の広い範囲が締めつけられるように感じられ、多くは数分の安静で治まります。

一方で、安静にしているときや、夜間・早朝に、心臓の血管が一時的にけいれんして縮むことで起こる狭心症(冠攣縮性狭心症・安静時狭心症)もあります。この場合は、体を動かしていなくても症状が出るため、「動いていないから狭心症ではない」とは言い切れません。日本人では、このタイプの狭心症が比較的多いことも知られています。

そして、これまで階段を上ったときなど決まった場面で出ていた胸の症状が、安静時にも出るようになった、より軽い動作でも出るようになった、回数が増えてきた、一回の症状が長く続くようになった——こうした「変化」は、より危険な状態(不安定狭心症)に進んでいるサインのことがあり、すぐに受診が必要です。

狭心症は、心筋梗塞の前ぶれのこともあります。「動くと胸が苦しいが、休むと治まる」といった症状はもちろん、安静時の胸の症状や、症状のパターンの変化も軽く考えず、早めに受診することが、重い心筋梗塞を防ぐことにつながります。

見逃せない、命に関わる病気

胸の痛みを起こす病気の中には、急いで対応しないと命に関わるものがあります。

大動脈解離 心臓から出る最も太い血管(大動脈)の壁が裂ける病気です。突然の、引き裂かれるような激しい胸や背中の痛みが特徴で、痛む場所が移動することもあります。高血圧のある方に起こりやすいとされ、緊急の対応が必要です。

肺塞栓(エコノミークラス症候群) 足などにできた血のかたまりが肺の血管に詰まる病気です。突然の息苦しさや胸の痛みが起こります。長時間同じ姿勢でいた後などに起こることがあります。

気胸 肺に穴があいて空気がもれ、肺がしぼんでしまう状態です。急な胸の痛みと息苦しさで発症し、やせ型の若い方や、肺の病気のある方に起こることがあります。

これらは、いずれも突然の強い症状が特徴で、すぐに医療機関での対応が必要です。

消化器が原因の胸の痛み

胸の痛みは、心臓や肺だけでなく、消化器(食道や胃)が原因のこともあります。

代表的なのが逆流性食道炎で、胃酸が食道に逆流して炎症を起こし、胸やけや胸の痛み、しみるような感じを生じます。食後や横になったときに悪化しやすいのが特徴です。また、胃潰瘍などでみぞおちから胸にかけて痛むこともあります。

これらは心臓の痛みと区別が難しいことがあり、自己判断は禁物です。検査で心臓に問題がないことを確認したうえで、消化器の治療を行います。

筋肉・骨・神経による胸の痛み

胸の痛みの中には、比較的緊急性の低いものもあります。

筋肉や肋骨、その間を走る神経による痛み(肋間神経痛など)は、体を動かす・押す・深呼吸する・ひねるといった動作で痛みが変化するのが特徴です。特定の姿勢で痛む、押すと痛い場所がはっきりしている、といった場合は、こうした原因のことが多いとされます。

ただし、「動作で変化するから安心」と決めつけるのは危険です。心臓などの病気が隠れていることもあるため、気になる場合や続く場合は受診しましょう。

高齢の方・女性で気をつけたいこと

心臓の病気は、いつも典型的な「強い胸の痛み」で現れるとは限りません。とくに高齢の方や、糖尿病のある方、女性では、はっきりした胸の痛みがなく、「なんとなく胸が重い」「息切れがする」「肩や背中が痛む」「強い疲労感がある」「吐き気がする」といった、わかりにくい症状で現れることがあります。

そのため、「胸が痛くないから心臓は大丈夫」とは言い切れません。ふだんと違う体調の変化が続く場合は、軽く考えずに相談することが大切です。

不安・パニックによる胸の痛み

強い不安や緊張、パニック発作によっても、胸の痛みや圧迫感、息苦しさ、動悸が起こることがあります。過呼吸(過換気)を伴うこともあり、手のしびれや息苦しさが強くなることもあります。

こうした症状は、本人にとっては非常につらく、心臓の発作と区別がつきにくいものです。実際、心臓の病気との見分けが必要なため、まずは身体の病気がないかを検査で確認することが大切です。身体に問題がないことがわかると、それ自体が安心につながり、症状の改善に役立つこともあります。心の要因が大きい場合は、その対応も一緒に考えていきます。

症状が出ていないときの受診も大切です

狭心症などでは、発作が起きていないときの心電図は正常なことがあります。「受診したときには痛みが治まっていたから」と、そのままにしてしまうと、原因がわからないままになってしまいます。

だからこそ、ふだんの生活の中で記録を続けるホルター心電図や、運動による負荷をかけて調べる検査などが役立ちます。症状が一度でも気になった場合は、たとえそのとき治まっていても、相談しておくことが大切です。

胸の痛みを繰り返す場合

一度おさまっても、胸の痛みや違和感が繰り返し起こる場合は、必ず受診してください。とくに、回数が増えてきた、軽い動作でも出るようになった、持続時間が長くなってきた、といった「変化」は、状態が進んでいるサインのことがあります。

繰り返す胸の症状を「いつものこと」と放置せず、早めに原因を確認することが、重い病気を防ぐことにつながります。

救急車を呼ぶか迷ったときは

「これは救急車を呼ぶべきか、様子を見てよいか」と迷う場面もあるかもしれません。しかし、胸の痛みに関しては、危険なサイン(突然の激しい痛み、締めつけ、冷や汗、息苦しさ、肩や背中への広がりなど)があれば、ためらわず救急車(119番)を呼ぶことが大切です。重い心臓の病気は、早く治療を始めるほど助かる可能性が高まります。「大げさだったかもしれない」とためらって手遅れになるより、早めに動くほうが安全です。

なお、東京都などでは、救急車を呼ぶべきか迷ったときに相談できる窓口(救急相談センター「#7119」など)もあります。判断に迷うときの参考になりますが、明らかに危険なサインがあるときは、相談より先に119番を優先してください。

ふだんから心臓を守るために

胸の痛みの背景にある心臓・血管の病気は、ある日突然起こるように見えても、その下地は日ごろの生活習慣の中で少しずつ作られていきます。

健康診断で血圧・血糖・コレステロールを定期的にチェックし、指摘されたら早めに対応すること、禁煙すること、バランスのよい食事と適度な運動を続けることが、長い目で見て心臓を守ることにつながります。とくに、生活習慣病をいくつも抱えている方は、リスクが重なりやすいため、まとめて管理していくことが大切です。

気になる症状がなくても、ご自身のリスクを知り、ふだんから備えておくことが、いざというときの安心につながります。

家族や周囲の人が倒れたら

ご家族や周囲の人が、強い胸の痛みを訴えて倒れた、あるいは反応がなくなった場合の対応も知っておくと安心です。

まず、激しい胸の痛みや、冷や汗・息苦しさを伴う場合は、すぐに救急車(119番)を呼びます。本人を楽な姿勢で安静にさせ、衣服をゆるめます。慌てず、本人を一人にしないことが大切です。

もし、呼びかけても反応がなく、ふだんどおりの呼吸がない場合は、心停止の可能性があります。その際は、救急車を呼ぶとともに、胸骨圧迫(心臓マッサージ)やAED(自動体外式除細動器)の使用が、救命につながります。AEDは駅や公共施設などに設置されており、音声ガイドに従って誰でも使えるようになっています。いざというときのために、こうした対応があることを知っておきましょう。

当院での対応について

新高円寺クリニック(東京都杉並区・新高円寺駅徒歩2分)では、胸の痛みの診療に対応しています。心電図に加え、ふだんの生活の中での心臓の状態を確認できるホルター心電図(24時間心電図)、心臓の障害を早期にとらえるトロポニンなどの血液検査、CT検査、超音波検査(心エコー)、胃カメラなど、さまざまな検査が可能です。これらを症状に応じて組み合わせ、心臓・肺・消化器など幅広い原因を確認します。緊急の対応が必要と判断した場合は、速やかに適切な医療機関へおつなぎします。

「動くと胸が苦しい」「胸の違和感が続く」「胸やけが気になる」といった方も、お気軽にご相談ください。ただし、激しい胸の痛みや、冷や汗・息苦しさを伴う場合は、当院ではなく、ためらわず救急車(119番)を要請してください。

よくある質問

Q. チクチクする一瞬の胸の痛みは心配ですか? A. 一瞬で消える痛みや、押すと痛む・体を動かすと変わる痛みは、筋肉や神経によることが多く、緊急性は低い傾向です。ただし、繰り返す・気になる場合は受診しましょう。

Q. 胸やけと心臓の痛みは見分けられますか? A. 見分けが難しいことがあります。とくに、締めつけられる感じや、冷や汗・息苦しさを伴う場合は、自己判断せず受診・救急要請を優先してください。

Q. ストレスでも胸が痛くなりますか? A. 強い不安や緊張で胸の痛みや息苦しさが出ることはあります。ただし、まずは身体の病気がないか確認することが大切です。

Q. 動いたときだけ胸が苦しくなり、休むと治まります。受診したほうがよいですか? A. 「動くと出て、休むと治まる胸の症状」は、心臓に負担がかかっている狭心症のサインのことがあります。放置は危険なため、早めに受診してください。

Q. ホルター心電図とはどんな検査ですか?痛みはありますか? A. 小型の機器を体につけて、ふだんどおり生活しながら24時間ほど心電図を記録する検査です。針を使わず、痛みはありません。検査中だけ起こる症状の原因をとらえるのに役立ちます。

Q. 胸の痛みで受診するとき、何か準備は必要ですか? A. いつ・どんなときに・どのように痛むか、伴う症状、持病やたばこの習慣などをメモしておくと、診察がスムーズです。

Q. 受診したときには痛みが治まっていました。意味はありますか? A. 大いにあります。発作時に心電図が正常でも、ホルター心電図や血液検査、超音波などで手がかりが得られることがあります。気になった時点で相談することが大切です。

Q. 深呼吸すると胸が痛みます。心臓の病気でしょうか? A. 深呼吸や体の動きで変化する痛みは、筋肉・骨・神経や、肺・胸膜によることが多い傾向です。ただし自己判断は禁物で、息苦しさを伴う・続く場合は受診しましょう。

Q. 健診で何も指摘されていなければ、胸の痛みは心配いりませんか? A. 健診で問題がなくても、その後に症状が出ることはあります。気になる胸の症状があれば、健診結果に関わらず受診しましょう。

Q. 血液検査(トロポニン)で異常がなければ、心臓は大丈夫ですか? A. トロポニンなどの検査は心臓の障害を調べるのに有用ですが、発症から時間が早すぎると、まだ数値が上がっていないことがあります。症状や心電図とあわせて判断し、必要に応じて時間をおいて再検査します。検査結果だけで自己判断せず、気になる症状が続く場合はご相談ください。

まとめ

  • 胸の痛みは、心臓・血管・肺などの重い病気のサインのことがある
  • 突然の激しい痛み・締めつけ・肩や背中への広がり・冷や汗・息苦しさはすぐ救急車(119番)
  • 動くと出て休むと治まる胸の症状は、狭心症の可能性があり早めの受診を
  • 原因は心臓・肺・消化器・筋肉・神経・ストレスなど多岐にわたる
  • 見分けは難しく、自己判断は危険。迷ったら受診・救急要請を

胸の痛みは我慢せず、お気軽にご相談ください。

診療科目:内科・外科・整形外科・消化器科・呼吸器科・アレルギー科・性感染症内科・往診・在宅医療 所在地:〒166-0003 東京都杉並区高円寺南2丁目11−3 麻吉ビル2F(新高円寺駅2番出口より徒歩2分) 電話:03-5377-5388 ご予約:WEB予約・LINEからも承っています

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