2026年8月26日
「おしっこのときに痛む」「トイレが近い」「排尿してもすっきりしない」——こうした症状は、膀胱炎かもしれません。膀胱炎は、とくに女性に多い、身近な病気です。多くは適切な治療で数日のうちに改善しますが、放置すると腎臓に炎症が広がることもあり、注意が必要です。
この記事では、膀胱炎とは何か、症状、なりやすい状況、注意すべきサイン、治療と予防について、わかりやすく解説します。
膀胱炎とは
膀胱炎は、尿をためる袋である膀胱に、炎症が起こる病気です。その多くは、細菌が尿道から膀胱に入って感染することで起こります(急性膀胱炎)。
膀胱炎は、女性にとても多い病気です。多くは、適切な治療で改善しますが、症状がつらく、生活に影響します。また、繰り返しやすいことも特徴の一つです。
主な症状
膀胱炎では、次のような症状がみられます。
- 排尿のときの痛み(とくに排尿の終わりごろにしみるように痛む)
- トイレが近い(頻尿)、急に強い尿意を感じる
- 残尿感(排尿してもすっきりしない)
- 尿がにごる、においが気になる
- 血尿(尿に血が混じる)
- 下腹部の違和感や痛み
膀胱炎だけであれば、通常、高い熱は出ません。もし、発熱や背中の痛み、吐き気を伴う場合は、後で述べる腎盂腎炎など、炎症が広がっているサインのことがあり、注意が必要です。
なぜ女性に多いのか
膀胱炎が女性に多いのには、体の構造が関わっています。女性は、尿の出口(尿道)が男性に比べて短く、また、尿道の出口が肛門や腟に近いため、細菌が膀胱に入りやすいのです。このため、女性は膀胱炎を起こしやすく、繰り返すこともあります。
なりやすい状況
次のような状況では、膀胱炎が起こりやすくなります。
- トイレを我慢することが多い
- 水分をあまりとらない(尿の量が少ないと、細菌が洗い流されにくい)
- 体が冷える
- 疲れやストレス、睡眠不足などで、体の抵抗力が落ちているとき
- 性行為(細菌が入りやすくなることがあります)
- 閉経後(女性ホルモンの変化で、膀胱炎を起こしやすくなることがあります)
心当たりがある場合は、後で述べる予防を心がけましょう。
腎盂腎炎に注意
膀胱炎を放置したり、こじらせたりすると、細菌がさらに上(腎臓)に広がり、**腎盂腎炎(じんうじんえん)**という、より重い炎症を起こすことがあります。
腎盂腎炎では、膀胱炎の症状に加えて、高い熱、背中や腰の痛み、吐き気・嘔吐、強い倦怠感などが現れます。腎盂腎炎は、膀胱炎よりも重い状態で、点滴による治療や、入院が必要になることもあります。
膀胱炎の症状に加えて、発熱や背中の痛みが出てきた場合は、腎盂腎炎の可能性があるため、早めに受診してください。
検査について
膀胱炎が疑われる場合、尿検査を行います。尿の中に、細菌や、炎症を示す成分(白血球)、血液などがないかを調べます。これにより、膀胱炎かどうかを確認します。
繰り返す膀胱炎や、治りにくい場合、腎盂腎炎が疑われる場合などには、原因となる細菌や、効く薬を調べる検査(尿培養)を行うこともあります。また、血尿が続く場合や、ほかの病気が疑われる場合は、追加の検査を行うことがあります。
治療について
急性膀胱炎の治療は、原因となる細菌をやっつける抗菌薬が中心です。多くは、抗菌薬を数日間内服することで、症状が改善します。あわせて、水分を多めにとることも大切です。
症状が軽くなっても、処方された抗菌薬は、決められた分をきちんと飲みきることが大切です。途中でやめると、菌が残って再発したり、治りにくくなったりすることがあります。抗菌薬は、医師の処方が必要な薬です。市販薬だけで対応しようとせず、受診して適切な治療を受けましょう。
繰り返す膀胱炎について
膀胱炎は、繰り返しやすい病気です。年に何度も膀胱炎を起こす場合や、治ってもすぐにぶり返す場合は、背景に、繰り返しやすい要因がないかを考えます。
トイレを我慢しがち、水分が少ない、体の冷え、性行為に関連するもの、閉経後の変化などが、繰り返す要因になることがあります。予防を心がけても繰り返す場合や、頻繁に起こる場合は、原因や背景をくわしく確認し、その方に合った対策を考えます。市販薬でしのぎ続けず、一度ご相談ください。
血尿を伴うとき・繰り返すときは、ほかの病気も
膀胱炎では血尿が出ることがありますが、治療しても血尿が続く場合や、膀胱炎を繰り返す場合、また、目に見える血尿がある場合は、ほかの病気が隠れていないかを調べることが大切です。
尿路結石や、まれに膀胱・腎臓・尿路の腫瘍(膀胱がんなど)が、血尿の原因になっていることがあります。とくに、痛みを伴わない目に見える血尿、年齢が高い方、喫煙者では、注意が必要です。膀胱炎と思っても、症状が長引く・繰り返す・血尿が続く場合は、追加の検査を検討します。
男性の膀胱炎
膀胱炎は女性に多い病気ですが、男性にも起こります。ただし、男性は尿道が長く、通常は膀胱炎になりにくいため、男性が膀胱炎を起こした場合は、背景に、前立腺の病気(前立腺肥大症など)や、尿の流れをさまたげる原因、尿路の異常などが隠れていることがあります。
そのため、男性の膀胱炎では、原因をくわしく調べることが大切です。排尿の症状がある男性は、自己判断せず受診し、必要に応じて泌尿器の専門的な検査を受けましょう。
高齢の方の膀胱炎
高齢の方の膀胱炎では、症状がはっきりしないことがあります。排尿の痛みなどの典型的な症状が乏しく、なんとなく元気がない、食欲がない、といった形で現れることもあります。
また、高齢の方では、症状がないのに尿の中に細菌がいる状態(無症候性細菌尿)もあり、これは必ずしも治療が必要とは限りません。一方で、腎盂腎炎に進むと重症化しやすいため、発熱や全身の状態の変化には注意が必要です。ふだんと様子が違う、発熱がある、といった場合は、受診してください。
子どもの膀胱炎
子どもも膀胱炎になることがあります。子どもの尿路の感染では、発熱を伴うことがあり、また、背景に尿路の構造的な問題が隠れていることもあります。
子どもが、排尿を痛がる、トイレが近い、おしっこがにごる、発熱を繰り返す、といった場合は、受診してください。必要に応じて、原因や背景をくわしく調べることがあります。
膀胱炎の予防を詳しく
膀胱炎は、日ごろの心がけで予防したり、繰り返しを減らしたりすることが期待できます。
- 水分を十分にとる:尿の量が増えると、膀胱の中の細菌が洗い流されやすくなります。
- トイレを我慢しない:尿を長くためると、細菌が増えやすくなります。尿意を感じたら、早めにトイレに行きましょう。
- 陰部を清潔に保つ:排便の後は、前から後ろへ拭くことで、細菌が尿道に入るのを防ぎやすくなります。
- 体を冷やさない:とくに下半身の冷えに注意します。
- 疲れやストレスをためない、睡眠を十分にとる:体の抵抗力を保つことも大切です。
- 性行為の後に排尿する:性行為が関連する場合、その後に排尿することで、細菌を洗い流しやすくなります。
これらを心がけても膀胱炎を繰り返す場合は、背景を確認し、対策を相談しましょう。
冷えと膀胱炎
体、とくに下半身が冷えると、膀胱炎を起こしやすくなるといわれます。冷えは、血のめぐりや、体の抵抗力にも影響すると考えられています。
寒い時期や、冷房のきいた場所では、下半身を冷やさないように工夫しましょう。薄着を避ける、温かい服装を心がける、体を温める、といったことが役立ちます。冷えやすい方で、膀胱炎を繰り返す場合は、冷え対策もあわせて行うとよいでしょう。
閉経後の膀胱炎
女性は、閉経の前後で、女性ホルモンが減ることにより、腟や尿道の粘膜が変化し、膀胱炎を起こしやすくなることがあります。閉経後に、膀胱炎を繰り返すようになったという方もいます。
閉経後の膀胱炎や、繰り返す膀胱炎については、背景を確認したうえで、その方に合った対策を考えます。気になる場合はご相談ください。
膀胱炎と間違えやすい状態
排尿の症状があっても、細菌の感染による膀胱炎ではないこともあります。たとえば、細菌の感染がないのに、尿意が近くなったり、我慢しにくくなったりする状態(過活動膀胱)や、膀胱に慢性的な炎症があり、尿がたまると痛む状態(間質性膀胱炎)などがあります。
これらは、膀胱炎と症状が似ていることがありますが、原因も対応も異なります。抗菌薬を使っても症状が改善しない、繰り返し「膀胱炎」と言われるが治りにくい、といった場合は、こうした別の状態の可能性もあるため、くわしく相談しましょう。
市販薬・自己対処の注意
膀胱炎かなと思ったとき、市販薬で対応しようとする方もいますが、注意が必要です。膀胱炎の治療の中心となる抗菌薬は、医師の処方が必要な薬で、市販されていません。市販されている、頻尿や残尿感に対する薬は、症状を一時的にやわらげることはあっても、細菌の感染そのものを治すものではありません。
市販薬でしのいでいるうちに、腎盂腎炎に進んでしまうこともあります。膀胱炎の症状があるときは、まず水分を多めにとり、早めに受診して、適切な治療を受けることをおすすめします。
膀胱炎になったときの過ごし方
膀胱炎になったら、まず水分を多めにとり、トイレを我慢しないようにします。尿をしっかり出すことで、膀胱の中の細菌を洗い流しやすくなります。体を冷やさず、休養をとることも大切です。
受診して抗菌薬が処方されたら、決められたとおりに飲みます。多くは、数日で症状が軽くなっていきます。症状が改善しない、悪化する、発熱や背中の痛みが出てきた場合は、あらためて受診してください。
抗菌薬について詳しく
膀胱炎の治療で使う抗菌薬は、原因となる細菌をやっつける薬です。大切なのは、症状が軽くなっても、処方された分をきちんと飲みきることです。途中でやめると、菌が生き残って再発したり、薬が効きにくい菌が増えたりすることがあります。
また、以前に処方された抗菌薬が余っていても、自己判断で飲むのは避けましょう。原因や、効く薬が異なることがあり、かえって治療を難しくすることがあります。抗菌薬は、そのときの状態に応じて、医師が選ぶものです。
膀胱炎のセルフチェック(受診の目安)
次のような場合は、受診をおすすめします。
- 排尿のときの痛み、頻尿、残尿感などの膀胱炎の症状がある
- 血尿が出た
- 症状が数日続く、市販薬で改善しない
- 発熱、背中や腰の痛み、吐き気を伴う(腎盂腎炎の可能性)
- 膀胱炎を繰り返している
- 男性で、排尿の症状がある
とくに、発熱や背中の痛みを伴う場合は、早めに受診してください。
受診のときに伝えるとよいこと
膀胱炎の症状で受診する際は、次の点を伝えると役立ちます。
- いつから、どんな症状があるか(排尿時の痛み・頻尿・血尿など)
- 発熱や、背中・腰の痛みがあるか
- これまでに膀胱炎を繰り返しているか
- 持病(糖尿病など)、妊娠の可能性、飲んでいる薬
- 以前に抗菌薬でアレルギーが出たことがあるか
膀胱炎と上手に付き合うために
膀胱炎は、多くが適切な治療で改善する病気ですが、繰り返しやすいことが特徴です。日ごろから、水分を十分にとる、トイレを我慢しない、体を冷やさない、疲れをためないといった予防を心がけることで、繰り返しを減らすことが期待できます。
一方、症状を市販薬でしのぎ続けると、腎盂腎炎に進むこともあります。また、血尿が続く・繰り返す場合は、ほかの病気が隠れていることもあります。膀胱炎の症状があるときは、早めに受診し、適切な治療を受けることが大切です。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。
膀胱炎と腎盂腎炎の違い
膀胱炎と腎盂腎炎は、どちらも尿路の感染ですが、炎症の起こる場所と、重症度が異なります。
| 膀胱炎 | 腎盂腎炎 | |
|---|---|---|
| 炎症の場所 | 膀胱 | 腎臓(の腎盂) |
| 発熱 | 通常はない | 高い熱が出ることが多い |
| 背中・腰の痛み | 通常はない | みられることが多い |
| 全身症状 | 少ない | 吐き気・強い倦怠感など |
| 重症度 | 比較的軽い | より重く、入院が必要なことも |
膀胱炎の細菌が、上の腎臓にまで広がると腎盂腎炎になります。膀胱炎の症状に加えて、発熱や背中の痛みが出てきた場合は、腎盂腎炎の可能性があるため、早めに受診してください。
妊娠中の膀胱炎
妊娠中は、体の変化により、膀胱炎や腎盂腎炎が起こりやすくなります。妊娠中の尿路の感染は、放置すると、お母さんや赤ちゃんに影響することがあるため、注意が必要です。
妊娠中に、排尿の症状や発熱がある場合は、自己判断で市販薬などを使わず、早めに受診してください。妊娠中でも使える薬で治療を行います。妊婦健診でも、尿の検査が行われます。
糖尿病のある方の膀胱炎
糖尿病のある方は、感染症にかかりやすく、また治りにくい傾向があります。膀胱炎や腎盂腎炎も、起こりやすく、重症化しやすいことがあります。
糖尿病のある方は、排尿の症状や発熱があれば、早めに受診しましょう。また、血糖をよく管理することも、感染の予防につながります。
薬の影響で膀胱炎になりやすいことがある
飲んでいる薬の中には、その働きによって、膀胱炎などの尿路の感染を起こしやすくするものがあります。
代表的なのが、「SGLT2阻害薬」と呼ばれる種類の薬です。フォシーガ(ダパグリフロジン)などがこれにあたり、糖尿病や、慢性腎臓病、心不全の治療に使われます。この薬は、体の余分な糖を尿として外に出すことで効果をあらわします。そのため、尿の中に糖が多くなり、細菌やカビ(真菌)が繁殖しやすい環境になって、膀胱炎などの尿路の感染や、性器の感染症(性器カンジダ症など)を起こしやすくなることがあります。とくに女性で、性器のかゆみや違和感が出ることがあります。
大切なのは、これらの薬は、糖尿病や心臓・腎臓の病気の治療のために必要なものであり、自己判断でやめないことです。これらの薬を飲んでいて、膀胱炎を繰り返す、排尿のときの症状がある、性器のかゆみや違和感があるといった場合は、処方している医師に相談してください。水分を十分にとる、陰部を清潔に保つといった予防も役立ちます。
このほか、免疫を抑える薬(免疫抑制薬)やステロイドの薬など、体の抵抗力に影響する薬を使っている方も、感染を起こしやすくなることがあります。飲んでいる薬について気になることがあれば、ご相談ください。
なお、ごくまれに、SGLT2阻害薬に関連して、陰部やその周囲に重い感染が起こることが報告されています。陰部やその周囲に、強い痛み・腫れ・赤み・発熱があるときは、早めに受診してください。
尿検査でわかること
膀胱炎の診断には、尿検査が役立ちます。尿の中に、細菌や、炎症を示す白血球、血液などが含まれていないかを調べることで、膀胱炎かどうかを確認します。
繰り返す場合や、治りにくい場合には、原因の細菌と、効く薬を調べる検査(尿培養)を行うこともあります。これにより、より適切な治療につなげられます。
膀胱炎になりやすい生活を見直す
膀胱炎を繰り返す方は、日ごろの生活を振り返ってみましょう。仕事などでトイレを我慢しがち、忙しくて水分をあまりとらない、体が冷えやすい、疲れがたまっている、といったことが、膀胱炎の背景になっていることがあります。
こうした点を少し見直すだけでも、膀胱炎を繰り返しにくくなることがあります。とくに、こまめに水分をとる、尿意を感じたら早めにトイレに行く、下半身を冷やさない、十分に休養をとる、といったことを心がけましょう。生活を見直しても繰り返す場合は、ご相談ください。
症状が出たら、早めの対応を
膀胱炎は、早めに対応することで、つらい症状を早く楽にでき、腎盂腎炎への進行を防ぎやすくなります。「そのうち治るだろう」と我慢したり、市販薬でしのぎ続けたりせず、排尿の症状があるときは、早めに受診しましょう。
とくに、発熱や背中の痛みが出てきたときは、腎盂腎炎の可能性があるため、急いで受診することが大切です。
高齢の方の水分と膀胱炎
高齢の方は、のどの渇きを感じにくく、また、トイレの回数を気にして水分を控えてしまうことがあります。しかし、水分が不足すると、尿の量が減り、膀胱炎を起こしやすくなります。
高齢の方こそ、こまめに水分をとることが、膀胱炎の予防に役立ちます。ただし、心臓や腎臓の病気で水分制限がある方は、医師の指示に従ってください。周りの方も、水分がとれているか、気を配るとよいでしょう。
当院での対応について
新高円寺クリニック(東京都杉並区・新高円寺駅徒歩2分)では、膀胱炎の診療に対応しています。尿検査で状態を確認し、抗菌薬による治療や、予防のアドバイスを行います。繰り返す膀胱炎や、血尿が続く場合、腎盂腎炎が疑われる場合などは、必要な検査や、適切な医療機関との連携を含めて対応します。
「排尿のときに痛む」「トイレが近い」「膀胱炎を繰り返す」といった方も、お気軽にご相談ください。発熱や背中の痛みを伴う場合は、早めに受診してください。
よくある質問
Q. 膀胱炎は、市販薬で治せますか? A. 膀胱炎の治療には、医師の処方する抗菌薬が中心になります。市販薬だけで対応せず、受診して適切な治療を受けることをおすすめします。
Q. 症状が軽くなったら、薬をやめてよいですか? A. 症状が軽くなっても、処方された分を飲みきることが大切です。途中でやめると、再発したり治りにくくなったりすることがあります。
Q. 膀胱炎で熱は出ますか? A. 膀胱炎だけなら、通常、高い熱は出ません。発熱や背中の痛みを伴う場合は、腎盂腎炎の可能性があるため、受診してください。
Q. 膀胱炎を繰り返します。なぜですか? A. トイレの我慢、水分不足、冷え、性行為に関連するもの、閉経後の変化などが要因になることがあります。繰り返す場合は、背景を確認して対策を相談しましょう。
Q. 以前もらった抗菌薬が余っています。飲んでよいですか? A. 自己判断で飲むのは避けてください。原因や効く薬が異なることがあり、治療を難しくすることがあります。受診して、そのときに合った薬を使いましょう。
Q. 膀胱炎のとき、お風呂に入ってもよいですか? A. 体を温めることは問題ないことが多いですが、体調に合わせましょう。発熱があるときや体調が悪いときは、無理をしないようにしてください。
Q. 水分はどのくらいとればよいですか? A. 尿の量を増やして細菌を洗い流すために、ふだんより多めにとるとよいでしょう。ただし、心臓や腎臓の病気で水分制限がある方は、医師に相談してください。
Q. 妊娠中に膀胱炎の症状があります。市販薬でよいですか? A. 妊娠中の尿路の感染は影響することがあるため、自己判断で市販薬を使わず、早めに受診してください。妊娠中でも使える薬で治療します。
Q. 膀胱炎はうつりますか? A. 膀胱炎そのものが、かぜのように人にうつる病気ではありません。多くは、自分の体にいる細菌が膀胱に入って起こります。
Q. トイレを我慢すると膀胱炎になりますか? A. 尿を長くためると、細菌が増えやすくなり、膀胱炎の一因になることがあります。尿意を感じたら、早めにトイレに行くことが予防に役立ちます。
Q. 膀胱炎は、放っておいても治りますか? A. 軽いものが自然に落ち着くこともありますが、腎盂腎炎に進むこともあります。症状があるときは、早めに受診して適切な治療を受けることをおすすめします。
Q. 水をたくさん飲めば、膀胱炎は治りますか? A. 水分をとることは大切ですが、それだけで治るとは限りません。多くは抗菌薬による治療が必要です。水分をとりつつ、受診しましょう。
Q. 排尿のときに痛みがありますが、恥ずかしくて受診をためらっています。 A. 膀胱炎はとても一般的な病気で、多くの方が受診されています。放置すると悪化することもあるため、ためらわずご相談ください。尿検査で確認し、適切な治療を行います。
Q. 血尿が出ましたが、膀胱炎でしょうか? A. 膀胱炎でも血尿が出ることがあります。ただし、血尿が続く・繰り返す場合や、目に見える血尿の場合は、ほかの病気の可能性も考えて調べることが大切です。受診してください。
Q. 冷えると膀胱炎になりやすいのは本当ですか? A. 下半身の冷えは、膀胱炎を起こしやすくするといわれます。冷えやすい方で繰り返す場合は、体を冷やさない工夫もあわせて行うとよいでしょう。
Q. 糖尿病の薬(フォシーガなど)を飲んでいて、膀胱炎を繰り返します。薬をやめるべきですか? A. フォシーガなどのSGLT2阻害薬は、尿に糖を出すため、膀胱炎や性器の感染を起こしやすくすることがあります。ただし、治療に必要な薬ですので、自己判断でやめないでください。繰り返す場合は、処方している医師に相談し、対策を一緒に考えましょう。水分補給や清潔を保つことも予防に役立ちます。
まとめ
- 膀胱炎は、多くが細菌の感染で起こる、膀胱の炎症で、女性に多い
- 排尿時の痛み・頻尿・残尿感・尿のにごり・血尿などがみられる
- 通常、高い熱は出ない。発熱・背中の痛みは腎盂腎炎のサインで受診を
- 治療は抗菌薬が中心で、症状が軽くなっても飲みきることが大切
- 水分をとる・トイレを我慢しない・冷えを避けるなどが予防に役立つ
排尿の症状で気になることがあれば、お気軽にご相談ください
診療科目:内科・外科・整形外科・消化器科・呼吸器科・アレルギー科・性感染症内科・往診・在宅医療 所在地:〒166-0003 東京都杉並区高円寺南2丁目11−3 麻吉ビル2F(新高円寺駅2番出口より徒歩2分) 電話:03-5377-5388 ご予約:WEB予約・LINEからも承っています